ベイブ (映画)
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ベイブ(Babe)は、1995年製作のオーストラリアの映画。
農場にもらわれてきた小豚のベイブを描いた映画。CGやアニマトロニクスなどの特殊効果が評価され、アカデミー賞視覚効果賞を受賞した。後年続編も作られた。日本での公開は1996年3月9日。
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[編集] スタッフ
- 監督:クリス・ヌーナン
- 脚本:ジョージ・ミラー、クリス・ヌーナン
[編集] キャスト
- ジェームズ・クロムウェル
- マグダ・ズバンスキー
- ポール・ゴダード
- クリスティーン・カヴァナー 声
- ヒューゴ・ウィーヴィング 声
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
子豚のベイブは、ある近代的な養豚場で生まれた、平均的な子豚だった。彼は幼い頃に母親から引き離され、とある農村で行われた「子豚の体重当てコンテスト」の景品として、無口で実直な老農場主アーサー・ハゴットに貰われる。
農場には、大勢の羊たちや、かつて牧羊犬コンテスト直前に流れに取り残された羊を助けようとして体を壊してしまいすっかりやさぐれてしまった牧羊犬のレックス、そのパートナーで情の深い牧羊犬フライ、アヒルでやかまし屋のフレッドランド、意地悪で自分本位な猫など様々な動物が生活していた。
アーサーは子豚であるベイブを農場で飼い始め、やがては丸々と太らせたらさばいて、ソーセージなどにして美味しく頂くことを考えていたが、ベイブはアーサーの思惑など知らず、母親から引き離された寂しさで泣き暮らしていた。哀れに思ったフライは自分の子供と同じようにベイブの面倒を見たため、ベイブは自分もフライや、かつてのレックスのように優秀な牧羊犬(?)になりたいと思うようになり、フライの真似をはじめる。
最初は子豚の珍妙な行動に呆気にとられたアーサーだったが、家畜泥棒の難を知らせに走ったベイブに確信を抱き、ベイブを本気で史上初の「牧羊豚」として教育し始める。面白くないレックスはベイブに辛くあたるが、この珍妙な子豚に興味を覚えた老羊のメーはベイブに「羊に対して礼儀正しく接すれば、きっと応えてくれる」とアドバイスする。
そのメーが野犬に襲われ亡くなった事件の後、レックスとのわだかまりもとけたベイブは、レックスによるコンテストに向けたレクチャーと羊たちの協力により、益々牧羊豚としての地位を築き、アーサーは本気でベイブを牧羊犬コンテストに出そうと考え始め、ついに妻の反対を押し切って出場する。
大会関係者らは「牧羊犬ならぬ牧羊豚」を出場させるべきかどうか、そもそも出場申請自体が冗談ではないかという好奇の目でアーサーをみた。また見知らぬ羊たちにベイブは緊張し、コンテストの羊たちもこの変な子豚は場違いだと思って相手にしない。そんな中、アーサーの牧場の羊たちは、本来なら羊たちの一族の間でしか伝えられていない秘密の呪文を、ポーの友情に免じてベイブに教えたいと考えレックスに託す。コンテスト会場では、刻々とベイブ出場の時間が迫っていた…
[編集] 関連項目
- ベイブ/都会へ行く(続編映画)