ホンダ・クロスロード
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ホンダ・クロスロードは、本田技研工業が英国・ローバーグループ(現:ランドローバー社)よりOEM供給を受けた四輪駆動車として誕生。当時ベルノ店で販売されていた。
その後、2007年に、SUVとミニバンとの性格を併せ持ったオリジナル設計の車両として再登場した。
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[編集] 歴史
[編集] 初代(1993年-1996年)
1993年11月、RV車ブームの中、販売ラインナップにRV車を設定するため、それまで販売していたクライスラーのジープ・チェロキーに替わり、提携関係にあったローバーよりディスカバリーのOEM供給を受けて販売した。同時期にはいすゞ自動車よりOEM供給を受けたホンダ・ジャズ、ホンダ・ホライゾンの販売も開始した。
ボディは5人乗りの3ドアと7人乗りの5ドアが設定されていた。エンジンは3.9L V型8気筒 OHVエンジンを搭載。最高出力は180ps/4,750rpm。トランスミッションは4速ATが組み合わされていた。
[編集] 2代目(2007年- RT1/2/3/4型)
2007年2月22日に登場。2代目ストリームをベースに、3ナンバーサイズで3列7人乗りのSUVとして登場した。エンジンはストリーム同様のR18A型 1,800ccとR20A型 2,000ccが設定されているが、トランスミッションはFF,4WDとも5速ATに統一されており、パドルシフトの設定も無い。尚、排気量でギア比が異なり、1,800ccは経済性重視の設定で、2,000ccはアクティブなユーザーに向け動力性能重視の設定となっている。
ボディサイズは全長4,285mm×全幅1,755mm×全高1,670mm。幅広い使い方を意識し、ストリームと対照的に高い車高と四角い形により、大きなラゲッジスペースが確保されている。
最下級グレード18Lは樹脂バンパー・フェンダーにホイールキャップ無しの銀色のスチールホイールという現在の乗用車では珍しい仕様である(このようなグレードは過去にもキャパやS-MXなどにも存在した)。
一部のグレードに、坂道発進をアシストするヒルスタートアシスト機能(車両挙動を安定させるVSAの機能を使い、坂道発進の際にクルマが後退するのを防ぐ)がホンダ車としては初めて採用された。
[編集] キャッチコピー
- 「クロスロードしよう。」
[編集] 車名の由来
- 英語で交差点、十字路の意味。