ホンダ・XL1000バラデロ
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ホンダ・バラデロ (Honda XL1000V Varadero) は、本田技研工業から発売された排気量1000ccのオートバイ。同社より発売されていたアフリカツインと同じくデュアルパーパスに属するが、より舗装路向けのツアラーとして作られている。
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[編集] スタイル・機構
外観は、アフリカツインを彷彿させるデザインの大型のカウルを装着する。
車体の基本構成はVTR1000Fのものを踏襲しているが、フレームの材質が鉄製になっているなど相違点もある。フロントタイヤのホイール径は19インチになっている。
搭載されたV型2気筒エンジンもVTR1000Fと同形式のものをトルク重視に調整している。
[編集] 歴史
[編集] 初代(SD01、1999年-2002年)
カウルのデザインが若干丸みを帯びている。 燃料供給方式はキャブである。変速機の段数は5速である。 2000年までは日本国内の工場(主に熊本製作所)で生産されていたが、2001年以降はスペインのモンテッサ・ホンダの工場での生産に切り替えられた。
[編集] 2代目(SD02、2003年-)
カウルのデザインが変更され、精悍な雰囲気を出した。PGM-FIが搭載され、変速機の段数が6速になった。ABS搭載モデルもある。
[編集] バラデロ125(Montesa Honda.S.A.)
バラデロ125:Montesa Honda S.A./XL125V VARADERO
普通免許で125ccまで運転できる国が多いヨーロッパでは、各種優遇措置がとられている事もあり、日本でいう「二種」枠の人気が高い。その為、各メーカー共にラインナップが豊富であり、そのクラスに向けて作られたシリーズ末弟がバラデロ125である。スペイン製。(Montesa Honda S.A.)各国で販売されている。125ccクラスとしては、破格の巨躯で、エンジンはShadow125と同型であり、水冷OHC/V型2気筒という“イロモノ”エンジンを搭載している。2007年モデルで全面刷新を受け、PGM-FIの実装やACG出力の向上などが計られた。
[編集] 車名の由来
キューバのリゾート地バラデロに因む。
[編集] 外部リンク
- XL1000V Varadero/ABS(輸入販売元パッセージのサイト)
- Varadero125(同上)
- Varadero 125 (Honda EU)
- Honda XLV 125 Varadero(BikePics)