ポルタ・ニグラ
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ポルタ・ニグラ(Porta Nigra)はドイツトリーアにある古代ローマ時代の建築物。ユネスコの世界遺産にも指定されている。「ポルタ・ニグラ」とは黒い門という意味で、その名の通り、外壁の黒い石から名付けられた。
[編集] 概要
180年にローマ市壁の北門として建造されたものであるが、1035年に城門を覆う形で聖シメオン教会として機能転用された。しかし、1805年、フランス革命軍がこの地を占領した際、ナポレオンの命によりローマ時代以外の建造物は取り除かれてしまった為、ポルタ・ニグラも城門跡として元の姿に戻され、現在ではトリーアの観光スポットとなっている。
1886年に「ローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母マリア教会」として世界遺産に登録された。