マモーニ
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マモーニとは、イタリアにおいて実家に住み続ける比較的高所得の3~40代のホワイトカラーを指す。
カトリックの宗教的影響、すなわち家族を一体と考える思想から、比較的社会的にも認められた生活スタイルであり当人や親もあまり問題とは通常考えていない。こうした点が日本のパラサイトシングルとは異なる。
また、日本では成年した男性が母親と親しく接することは、「マザコン」として忌避されるが、イタリアでは「母の言うままに」生きることが親孝行として見られる傾向があり、イタリア社会がマモーニを許容する背景となっている。マリア信仰にも表れているように、個人生活に女性の意見が強く反映されることに拒否感がない(男尊女卑がないということを意味しているのではない)。
ちなみに、この日本とは異なる意味で「家」を大事にし過ぎる傾向のため、有力な名士の家でも、数世代続くとマモーニのために破産寸前に追いやられるといった現象が起きている。これは、日本で例で言えば、奈良時代の墾田永年私財法が施行された当時の農家において何世代も土地が分割継承されていくことで、家全体として漸次的に困窮していく現象に類似している。
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