マルチモニター
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マルチモニターとは、パソコンに複数のモニター(ディスプレイ)を接続して、使用することを言う。
2台なら「デュアルモニター(ダブルモニター)」、3台なら「トリプルモニター」と呼ぶ。マルチディスプレイ、デュアルディスプレイなどと呼ばれることも多い。
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[編集] 概要
デスクトップは、よく「机」に例えられる。机が広くなると、作業をするのが非常に便利で、ストレスが少なくなり快適になる。パソコンも同じで、モニターが増えると格段に快適になる。
一般的にマルチモニター化するのは、「映像系のクリエイター」や「株取引などのトレーダー」などが多い。ゲーマーやパソコンマニアなども、よくマルチモニターを使用している。
マルチモニター化する事で、非常に快適にパソコンを使う事ができるようになる。最近はモニター価格も安くなり、メーカー製パソコンのビデオカードでも「マルチモニター」に対応している事も多くなったため、一般人でも容易に増設することができる。
最近は、パソコンの価格も安価になり、2~3年で頻繁に買い替える者も多い。しかし、パソコンは5年も経つとスペック的に辛くなるが、モニターだけは捨てずに再利用する方法として、マルチモニターにする場合も多い。
また、ノートパソコンを利用している場合でも、機種によっては手軽にマルチモニターにする事が可能である。これにより省スペースなノートパソコンでも、快適な作業空間を手にする事ができる。
[編集] 映像系の場合
映像系の場合、様々なソフトを同時起動して使用することが多い。また、一つのソフトウェアでも、ツール画面などを別モニターに置いて使用する事も多い。
映像系ソフトウェアは、「画面の広さ」がそのまま作業効率につながるため、少しでも時間を節約してクオリティーを上げたいプロには、マルチモニターは必須と言える。費用対効果も高く、増設も簡単なので導入もしやすいのも、理由の一つである。
映像系の場合、正確な色調を再現するモニターが求められる。そのため、一台をCRTモニターにして、残りを液晶モニターにする事も多い。
[編集] 株取引の場合
株取引の場合、本格的にやる際には、3台以上のモニターを利用することを推奨されている。モニター1でメインのチャートを見て、モニター2で複数銘柄を監視して、モニター3で発注を行うわけである。
トレーダーは、資金的に余裕のある者や、ある程度の設備投資を想定している者が多いため、かなり積極的にモニターを複数化する者が多い。専業トレーダーの中には、5~20台のモニターを使用する強者もいる。 さすがに10~20台となると、やりすぎの感があるが、4~6台の範囲であれば、費用対効果も十分にあり効果的だろう。
なお、これまでは17インチ程度のモニターが主流であったが、最近では20~30インチの液晶モニターの価格が値下がりしており、こういった「大画面モニター」を利用するトレーダーも増えている。
安価に大画面モニターを購入したい場合、スペースが許すのであれば、CRTモニターの中古を探せば、1~3万円程度で「22~24インチの解像度」を得られる。
[編集] 一般人の場合
- モニター1で作業をして、モニター2でテレビ・音楽を楽しむ。
- モニター1で作業をして、モニター2でメール・チャットをする。
- モニター1でゲームをして、モニター2で「攻略サイト」などを見る。
- モニター1にフォルダを開いて、モニター2でそのファイルをチェックする。
- モニター1&2でブラウザーを並べて、ネット上の情報を見比べる。