マーシャルアーツ
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マーシャルアーツ(martial arts)は、日本語でも使われている中国語の「武術」を英訳した言葉で格闘技全般を指す言葉。1920年に日本人の手で発行された日英辞典で初めて使用され、その後西洋で一般に広まった。
海外ではマーシャルアーツでは、単に格闘技を指す言葉ではなく、オリエンタリズムと強く結びついた東洋の格闘技と関連付けられることが多い。ボクシングやフェンシングも広い意味でのマーシャルアーツである。
逆に日本のゲームなどのフィクション(特に対戦型格闘ゲーム)で格闘スタイルとしてマーシャルアーツとある場合、架空の我流拳法や軍隊格闘術のことを指していることが多い。前者は『餓狼伝説』のテリー・ボガード、後者は『ストリートファイターII』のガイルなどが例として挙げられる。
総合格闘技を英語で「ミックスト・マーシャルアーツ」(略してMMA)と言うこともある。
ハリウッド映画に使われるマーシャルアーツは空手や拳法の総称とされる事が多い。
また、アメリカで行われる全米プロ空手、フルコンタクト空手、アメリカンキックボクシング(グローブをつけてパンチと蹴りを使って戦うが、キックボクシングと異なり膝蹴り、ローキック、首相撲がない)を日本では「マーシャルアーツ」と呼ぶことがある。(元々は通訳ミスが原因)
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