テリー・ボガード

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テリー・ボガード プロフィール

初出作品: 餓狼伝説
格闘スタイル: 　

（~RB2、'94~'02）マーシャルアーツ+ジェフ流喧嘩殺法

（MOW、'03~）マーシャルアーツ
出身地: アメリカ
生年月日: 1971年 3月15日
身長: 182cm
体重: 　

（~RB、'94~'98）77kg

（~RB2、'99~'02）82kg

（MOW）81kg

（'03~）83kg
血液型: O型
趣味: 　

（~RBS、'94~'98、'03~）ビデオゲーム

（RB2、'99~'02）ビデオゲーム、トローリング

（MOW）ウォールペイント
大切なもの: 　

（~RB2、'94~'02）ジェフの形見のグローブ

（MOW）猿のウッキー（家出中）

（'03~）父の形見、ヴィンテージジーンズ
好きな食べ物: 　

（~RB2、'94~'02）ファーストフード

（MOW）ロック特製クラブハウスサンド
嫌いなもの: ナメクジ
特技: 　

（~RB2）女性のスリーサイズを当てる事

（MOW）3ポイントシュート連続50回達成
得意スポーツ: バスケットボール
関連キャラクター: アンディ、ジョー、タン、ギース、クラウザー、ロック

テリー・ボガード（Terry Bogard）は、SNKの対戦型格闘ゲーム「餓狼伝説」シリーズ、「ザ・キング・オブ・ファイターズ」シリーズなどに登場するキャラクター。

[編集] キャラクターの設定

「餓狼 MARK OF THE WOLVES」でロック・ハワードに交代するまで餓狼シリーズの主人公を務め、シリーズ全ての作品に登場している。

「気」を自らの力と替え戦う「八極聖拳」の継承者だが、門外不出ゆえか本人が単に書くのが面倒なのか、彼のプロフィール欄に「八極聖拳」の言葉は無い（「マーシャルアーツ」がこれを含んでいる可能性はある）。

カプコンとのVS物タイトルでは、ケンからライバル視されているようである（アメリカ人、長い金髪などの共通点がある）。ただし、その第1作である「SNK vs.CAPCOM 激突カードファイターズ」ではリュウと対比されている(タイトル画面やカード「クロスオーバー」など)。また、海外版CAPCOMvsSNKのジャケットでも隆と対比されている。

[編集] 餓狼伝説時代

「Fatal Fury」（餓狼伝説の海外版タイトル・日本語に訳すと｢宿命の戦い」）と書かれたプレートつきの赤いキャップがトレードマークで、それを投げつつ「OK!!」と叫ぶ勝利ポーズが有名。通常はプレイヤーに背を向けるが一部KOF作品ではプレイヤー側を向いて投げる（'96の勝利画面が勝利ポーズからそのまま移行するものであったため、テリーが背を向けていては不都合があったと思われる）。ちなみにKOFでは'97のEDでブルー・マリーに自分のキャップを渡しているが、その後も2002までは全く同じものを被り続けていた。また、ロックにも自分のキャップを渡しているらしい（元はクレーンゲームの景品であり同じ帽子をいくつも持っている、という説がある）。

サウスタウンを牛耳るボス、ギース・ハワードに養父であるジェフ・ボガードを暗殺されており、その復讐のために闘う。しかしながら、そうした後ろ暗い背景を感じさせないライトなキャラクター性を持つ。平素は武者修行がてら世界中を旅しているフリーター。「リアルバウト餓狼伝説」でギースとの決着を付けることになるが、タワーの屋上から転落しそうになったギースに思わず手を差し伸べたもののそれを振り払われ、その心に一抹の空しさと後悔を残した。以後、その前後して出会った少年・ロックを養育していった。

MOWでの大切なものにも挙がっている「ウッキー」は肩に乗るくらいのサイズの子猿。餓狼伝説3のテリーステージや'99などの勝利ポーズで登場し、リアルバウト餓狼伝説スペシャルのEDでパワーゲイザーを出す場面もあった。プロフィールでも記載されているとおり、現在は家出中である（何が理由で家出したのかは不明）。

[編集] 餓狼 MARK OF THE WOLVES(MOW)時代

餓狼伝説時代から衣装が様変わりし、キャップは被らなくなった（「OK!!」の決め台詞は健在）。

かつては各種必殺技を繰り出す際に技名を叫んでいたが、MOWでは30代半ばという年齢のためか技名を叫ばなくなった。それに準じ、KOFでも2002からMOWと同様の技ボイスに変わったが、先述通りこの時の衣装はキャップ着用の旧バージョンのままなので違和感が否めないという声もあった。

MOWでのケビン・ライアンでのCPU戦で登場する際には、彼に親友殺しの犯人（＝フリーマン）だと勘違いされるというハプニングに遭った（2003の彼のイラストはフリーマンのように顔が隠れているのは、これを元にしたネタだと思われる）。

この時代のテリーはテレビや映画に出演、各種ボランティア、講演活動などさまざまな活動をしている（ドリームキャスト版MOWの説明書及びKOFMI2のワイルドウルフ(後述)のストーリーより）。

[編集] その他

KOFでも毎回チームを組んで出場。チームメイトは主に弟アンディと親友ジョーの二人だったが、MOWに準じた仕様で登場した2003以降チームメイトは固定されていない。KOFと名の付くゲームには本シリーズ・番外編に関わらずには全て登場し、草薙京やリョウ・サカザキと並んで数少ない皆勤賞である。餓狼シリーズを含めるとテリーの出演ゲーム数はSNK最多である。

「KOF MAXIMUM IMPACT」では1Pモデルがキャップ着用の衣装、2PモデルがMOWの衣装となっており、さらにそれぞれ技のボイスが別々に用意されるという演出がなされた。また、続編の「MAXIMUM IMPACT 2」ではMOW準拠のバージョンがワイルドウルフという個別のキャラとして独立する事になった。なお、「ワイルドウルフ」はCAPCOM VS. SNKシリーズでの彼のキャッチコピーでもある。

風雲黙示録及び風雲スーパータッグバトルには"伝説の狼"から貰ったというキャップを被ったキャラクター、中白虎（チュン・パイフー）が登場している。ただしキャップの色は青で、この"伝説の狼"がテリーかどうかも明言されてはいない。UFOキャッチャーで取る景品のキャップを人にあげるという設定もあるため、これとも受け取れる。

餓狼伝説のアニメ版であるバトルファイターズ餓狼伝説ではリリィ・マクガイヤー（ビリー・カーンの妹のリリィとは無関係）という女性と恋人関係になりかけたが、ギースによって殺されてしまう。さらに劇場版の餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-ではスーリア・ゴーダマスという女性と恋人になったが、やはり死別している。

1997年にはオリックスイヤーブックの広告に登場したこともあり、その時はブルーウェーブの帽子を被っている。

[編集] 技一覧

[編集] 特殊技

ライジングアッパー: その場でアッパーカットを繰り出す。餓狼伝説シリーズでは避け攻撃だが、KOFシリーズでは単体の特殊技として独立した。また、ボンボン餓狼(後述)では必要以上にエグい「ゴシャッ」というヒット音で有名。
バックナックル: 初出はKOF'95。前方に踏み込み、半回転しながら裏拳を繰り出す。
ハンマーパンチ: 初出はKOF'99。踏み込みつつダウンブローを放つ。

[編集] 通常投げ

バスタースルー: 相手を地面に叩きつける背負い投げ。
グラスピングアッパー: 初出はKOF'95。相手を掴み、ライジングアッパーで殴り飛ばす。

[編集] 必殺技

パワーウェイブ

地面を殴って気を走らせる。KOFの一部作（'96～'98）では飛ばなくなった代わりに、ダウンを奪うことができた。

ラウンドウェイブ

初出はRB。パワーウェイブ同様地面を殴り、目の前に気の塊を出す。飛ばない代わりに別ラインにも攻撃判定があったり、KOFの一部作ではさらにキャンセルが可能。

バーンナックル

気を纏った拳を突き出し突進する。タン・フー・ルーの使う「箭疾歩」を元にした技。技の始めに「バンザイ」のようなポーズを取るのが特徴。

クラックシュート

孤を描くように飛び込んで踵を落とす浴びせ蹴り。

ライジングタックル

上下逆さになって錐揉み上昇する対空技。タンの八極聖拳奥義「旋風剛拳」の応用。蹴り技のように見えるが実際は上半身を回転させて当てる技。

パワーダンク

初出は餓狼3。膝蹴り（MOWやカプエスではショルダータックル）で飛び上がり、落ちながら気を纏ったパンチを打ち下ろす。MOWではブレーキング対応技。KOF'99では後述のパワーチャージからの専用の追撃技になっている。

パッシングスウェー

初出はRB。踏み出してのフックから、ライン移動しつつの後ろ回し蹴り。別ラインのない作品では使用されない。

パワーチャージ

初出はRBS。浮かせ技のショルダータックルで、他の必殺技でキャンセルが可能（KOF'97～'98やMI2では一部の必殺技でのみ）。MOW版では肘打ち・フック・ショルダータックルの連続入力技。

ファイヤーキック

初出はRB2。スライディングキックから蹴り上げる。これも浮かせ技。

クイックバーン

RBDMでの隠し技。気を纏ったアッパーからダウンブローにつなぐ。

パワードライブ

初出はKOF'99。パッシングスウェーと同じフックからストレートに繋ぐ。

パワーシュート

これも初出は'99。パッシングスウェーと同じフックから蹴り上げる。元々パッシングスウェーを追加する予定があったが途中でお流れになったために、これらの技ができたと言われている。

チャージラン

チャージキック: 初出はRB2。ダッシュして蹴り上げる。元々はダッシュから出せる特殊技だったが、NBCで個別の必殺技となった。

[編集] T.O.P.アタック（MOWのみ）

マックスダンク: パワーチャージと同じショルダータックルからパワーダンクに繋ぐ。

[編集] 超必殺技（潜在能力）

パワーゲイザー: 初出は餓狼2。地面を殴り、「気」の柱を立てる。; 技名の「ゲイザー(Geyser)」は英語で間欠泉の意味だが、正しい発音ではなかったりする（「ガイザー」が正解）。しかし以後様々なメディアで「ゲイザー」を間欠泉の意味で使用しているケースが見られるようになった。
トリプルゲイザー: 初出はRB。パワーゲイザーを三連発する。餓狼3での潜在能力も実際はこちらで、KOFではパワーゲイザーのMAX版となっている。MOWでの潜在能力版パワーゲイザーも、やはりこちらである。; SVC CHAOSやNBCではパワーゲイザーから追加入力で出す技となっており、その場合二発目の「ツインゲイザー」を経由する。
ハイアングルゲイザー: 初出はKOF'97。ショルダータックル・ジャンピングアッパーからとどめに着地しつつパワーゲイザーを決める。; RBDMで隠し技として逆輸入されているが、パワーチャージ→パワーダンクの飛び膝→トリプルゲイザーという構成になっている。
ヒートアップゲイザー: WAのオーバードライブパワー。ボディブローを繰り出し、決まるとアッパーで浮かせてパワーゲイザーで追撃。
バスターウルフ: 初出はMOW。バーンナックルとは逆の拳で殴りつけ、当たるとその拳を相手に押し付け、発剄の技法で敵を吹っ飛ばす。その際使う腕をもう片方の腕で押さえる、「気」の爆発エフェクトが入るという二つの演出が入る。; カプエスでは浮かせ技になっている。
ライジングフォース: 2002のMAX2。バスターウルフの様に突進し、ハイアングルゲイザーと同じショルダータックルとライジングタックルに繋ぐ。ロックの潜在版シャインナックルと類似。
ライジングビート: SVC CHAOSのEXCEED。ギースのデッドリーレイブのような追加入力式の乱舞技。テリーのイメージに合わないと不評の声もある。MI2では、別バージョンであるワイルドウルフが使用する。
パワーストリーム: KOF2003からのリーダー超必殺技。両手を組んで地面を殴り、自身を中心に巨大な「気」の柱を発生させる。NBCではロックとのアナザーダブルアサルトでのみ使用する。MI2ではワイルドウルフが使用。

[編集] ゲーム以外での技

サニーパンチ: コミックボンボン連載の漫画版（ボンボン餓狼）で使用された出自不明の技。実態はただのパンチのようである。ボンボン餓狼を語る上で欠かせない要素の一つ。石川賢版の「餓狼伝説戦慄の魔王街」にも登場。
鋼霊身: 同じくボンボン餓狼で使用された技。元はタン・フー・ルーの必殺技で自分の体を巨大化させる技のはずだが、なぜか自分の体を鉄より硬くする技に変更されている。; タン・フー・ルーの元弟子のチンも気を使うことで体が膨れ上がるので、チンもコレを使えるという説もある。
パワーウェーブアラウンド: 同じくボンボン餓狼で使用された技。パワーウェイブ同様に地面に拳を打ち、自分の周囲に広がるように気を発生させる。後のラウンドウェイブの原型になったと推測される。
バーンナックルハリケーン: 同じくボンボン餓狼で使用された技。バーンナックルとジョー・東のハリケーンアッパーのあわせ技。要するにコークスクリューパンチ。
パワーゲイザースペシャル: 同じくボンボン餓狼で使用された技。パワーゲイザーのパワーアップ版…ではなく、単に餓狼伝説スペシャルが発売されたので、名前にスペシャルをつけただけの技。
スーパーバーンナックル: 同じくボンボン餓狼で使用された技。バーンナックルのパワーアップ版。戦車を破壊する程の威力を持つ。ちなみに劇場版餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-でラオコーンを倒したのもこの技。
パワーゲイザー(アニメ版): 『バトルファイターズ餓狼伝説2』では、ゲーム版と違いパワーウェイブのように地を這い、相手に向かっていった。劇場版『餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-』では、ジャミン、ラオコーンとの戦いで使用した際はゲーム版のような気の間欠泉がビルの屋上から垣間見えたが、ゴーダマスとの最終決戦では相手に向けて拳から直接放たれるなどした(バスターウルフの原型になったか否かは不明)。