ミニ独立国
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ミニ独立国（みにどくりつこく）は日本国内において地域振興や自然保護運動の手段として建国された架空の国家。地方自治体や商工会・観光協会などが主体となって運営していることが多い。1977年に独立宣言をした新邪馬台国（大分県宇佐市）が第1号。
1981年に井上ひさしが書いた、東北地方の小さな村が突如日本から独立するという小説『吉里吉里人』がヒット。1982年、小説の舞台となった岩手県大槌町が、町おこしの一環として「吉里吉里国」として独立宣言する。これをきっかけにミニ独立国の建国が相次ぎミニ独立国ブームがおこり、最盛期には200ヶ国を数えた。1985年にはミニ独立国オリンピックが銀杏連邦（東京都八王子市）で開かれテレビのゴールデンタイムで放送されるなどの盛り上がりを見せたが、乱立によりインパクトが無くなったこと、後発国の無計画性などで飽きられブームは沈静化した。1990年代から財政難や運営主体となっていた自治体の合併、国家元首や国民の高齢化などさまざまな理由で減少し、2000年代に活動しているミニ独立国は50カ国以下と言われる。
[編集] ミニ独立国国際連合
ミニ独立国国際連合はミニ独立国同士の交流を目的に発足。年1回ミニ独立国サミットと称する国連総会を開催している。吉里吉里国とサミットを開催した国が常任理事国となっている。
1983年に第1回ミニ独立国サミット（USAサミット）が大分県宇佐市の新邪馬台国で開かれた。1984年までは年2回、1985年からは毎年1回開催されている。
[編集] ミニ独立国
- 秋田カエル村（秋田県西仙北町）
- アルコール共和国（新潟県佐渡市）
- いかんべ共和国（栃木県那須郡南那須町）
- いずもオロチ王国（島根県出雲市）
- イノブータン王国（和歌山県すさみ町）
- ウソタン砂金共和国（北海道枝幸郡浜頓別町）
- カシオペア連邦（岩手県二戸市、一戸町、九戸町、浄法寺町、軽米町）
- カセットボーイ共和国（国土なし、アイワによるイベント形式）
- カニ王国（兵庫県城崎郡城崎町）
- 吉里吉里国（岩手県上閉伊郡大槌町）
- 銀河連邦
- 銀杏連邦（東京都八王子市）
- サンライズ王国（北海道紋別郡雄武町）
- しそう森林王国（兵庫県宍粟郡）
- 千種ミニ王国
- 山崎ミニ王国
- 波賀ミニ王国
- 安富ミニ王国
- ジパング国会津芦ノ牧藩（福島県会津若松市）
- 新邪馬台国（大分県宇佐市）
- そやんか合衆国（大阪府大阪市）
- チロリン村（京都府宮津市）
- ツチノコ共和国（奈良県吉野郡下北山村）
- 天狗王国ゆづかみ（栃木県那須郡湯津上村）
- ニコニコ共和国（福島県二本松市、2006年 日本国と合併）
- 西さがみ連邦共和国（神奈川県小田原市ほか）
- ひしかりガラッパ王国（鹿児島県伊佐郡菱刈町）
- 別海ミルク王国（北海道別海町）
- ヨロンパナウル王国（鹿児島県大島郡与論町）
