メロディーロード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メロディーロードは、走行音が音楽を奏でるように溝を設けた舗装、またその舗装を施した道路である。
目次 |
[編集] 概要
- アスファルト舗装に深さ3~6mm、幅6~12mmの溝を掘り、溝と溝との間隔によって音階の発生や音域を、溝の幅によって音量の強弱を調整する。
- 北海道標津郡標津町の建設会社篠田興業が、北海道立工業試験場と共同開発。特許出願中。2004年に標津町の町道に実験的に設置された。
- 溝による路面抵抗や、制限速度通りに走ることにより丁度良いテンポでメロディが鳴るため、速度超過を抑制する効果もある。また、水はけも良好になる。しかし、メロディを聴くためには一定の速度で走る必要があることと、騒音発生源ともなりうることから、市街地での設置には適していない。
[編集] 設置場所と、聴くことの出来る曲
- 北海道標津郡標津町
- 町道、2004年11月設置。「知床旅情」(積雪時通行不可)
- 和歌山県海草郡紀美野町
- 国道370号(高野西街道)、2007年3月設置。「見上げてごらん夜の星を」
- 群馬県沼田市(メロディーポイント)
- 利根沼田望郷ライン、2007年3月設置。「夏の思い出」