ヤウンデ
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ヤウンデ(Yaoundé)はカメルーンの行政上の首都。中央州の州都。政治・行政の中心地。人口1,430,000人(2004年)で、ドゥアラにつぐカメルーン第2の都市。標高700mを越える高原にあり、赤道近くとはいえ涼しく、また湿気が少なく過ごしやすい、いくつもの丘に囲まれた町である。商業上の首都と言えるドゥアラまでは約300kmある。
19世紀の終わり、1888年にドイツ人によって象牙貿易の拠点として建設された。第一次世界大戦中はベルギー軍に占領された。戦争後はフランス領カメルーンの首都となり、独立に伴ってそのままカメルーンの首都となって現在に至る。
主な産業は煙草製造、日用品製造、陶器ならびにガラス製造、木材加工である。ヤウンデは地域経済におけるコーヒー、カカオ、コプラ、サトウキビ、ゴムの集散地である。
1992年にヤウンデ新空港が開港した。