赤道
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赤道(せきどう)は地球の重心を通り、地球の自転軸に垂直な平面が、地表を切断する線。緯度の基準の一つであり、緯度0度を示す。全周は約40,070km。赤道より北を北半球、南を南半球という。春分と秋分の年2回、太陽が真上にくる。
また、天文学では赤道がつくる面(赤道面)と天球が交わってできる円のことを赤道(天の赤道)と呼ぶ。天の赤道は恒星や惑星の天球上の位置(赤緯、赤経)を決める基準となる。
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[編集] 赤道と気候
赤道上は年間を通じた日射量(面積あたりの日射量)が最も大きい。そのため温暖で、強い上昇気流を生じている。この上昇気流のため低気圧地帯(熱帯収束帯)を生じ、雨量の豊富な熱帯の気候を形成している。
また、赤道付近の上昇気流は激しい渦巻き気流を伴った熱帯低気圧となり、台風やサイクロン、ハリケーンなどとして温帯地域へ波及することがある。
[編集] 赤道上の国々
以下の国々は赤道上に領土を持つ。逆に赤道直下とも表現する。
[編集] 赤道上になくても赤道とつく国家
[編集] 関連項目
- 赤道海流・赤道反流
- 赤道座標系