ヤクブ・ヤンダ
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ヤクブ・ヤンダ(Jakub Janda、1978年4月27日 - )は、チェコのスキージャンプ選手。
1996年からワールドカップに出場しているが、初めて表彰台に上がったのは2003年1月11日の地元リベレツであった。
2004年にコーチに就任したスロベニア人のバジャ・バイツ(Vasja Bajc)に指導されて実力を付け、2005年1月23日のTitisee-Neustadtでワールドカップ初優勝をすると、この2004/05シーズンワールドカップ総合で6位になった。 更に世界選手権でも銀と銅の2つのメダルを獲得した。
翌2005/06シーズンは開幕から好調で、ジャンプ週間ではフィンランドのヤンネ・アホネンと総合優勝を分け合った(ジャンプ週間において総合優勝者が複数になったのは史上初めて)。 また、チェコの選手としては1970/71のイリ・ラスカ以来のジャンプ週間総合優勝であった。 シーズン後半、不振に陥り、トリノオリンピックではノーマルヒル13位、ラージヒル10位と惨敗した。
ヤンネ・アホネンと争ったワールドカップ総合優勝はヤンダが出場しなかった最終戦でアホネンが11位に留まった事により、史上初めてチェコ人にもたらされた。
[編集] 主な成績
- オリンピック
- 2002 ソルトレークシティオリンピックノーマルヒル個人39位
- 2002 ソルトレークシティオリンピックラージヒル個人44位
- 2002 ソルトレークシティオリンピックラージヒル団体12位
- 2006 トリノオリンピックノーマルヒル個人13位
- 2006 トリノオリンピックラージヒル個人10位
- 2006 トリノオリンピックラージヒル団体9位
- 世界選手権
- 2005 オーベルストドルフ(ドイツ)ノーマルヒル個人銀
- 2005 オーベルストドルフ(ドイツ)ラージヒル個人銅
- スキージャンプ・ワールドカップ
- ジャンプ週間