ラクナウ
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ラクナウ(Lucknow、लखनऊ、لكهنو)は、インドの都市で、ウッタル・プラデーシュ州(Uttar Pradesh、略称UP:「ユー・ピー」と読む)の州都。ニューデリーの南東約500km。2001年の人口は2,207,340人。気温の変化は大きく、冬季には3℃、夏季には45℃になる。
都市の中央をゴームティー川が流れ、それを挟んで街はトランス・ゴームティー地区とcis-ゴームティー地区に分けられる。
ラクナウへのアクセスは、空路、鉄道および陸路があり、Amausi空港から直接ニューデリー、パトナー、コルカタ、ムンバイ、ワーラーナシーおよび他の主要都市に接続している。また、同州の都市カーンプルからの道路もよく整備されている。
研究機関が多く、農業関係としては先端の施設を有するインド国立サトウキビ研究所(Indian Institute of Sugarcane Research)が、サトウキビの栽培試験、育種、品質管理を行っている。
街の名前ラクナウの起源については諸説あり、そのうちの一つがこの地に長く逗留したラーマ王の兄弟ラクシュマナ(Lakshmana)に由来するという説である。
[編集] 歴史
市内には壮麗なムガル帝国の史跡が残っている。なかでもイマームバーラーは、非常に壮麗な建築物で、その周辺も歴史的建造物が多い。