ニューデリー
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ニューデリー (New Delhi, नई दिल्ली, ਨਵੀਂ ਦਿੱਲੀ, نئی دلی) はインドの首都。デリー・連邦首都圏(デリー)の中にある。人口は約32万人。
[編集] 概要
1911年にカルカッタからデリーにインドの行政府所在地が移された。その際に、デリー市街(現オールドデリー)の南方約5km程の場所に行政都市として建設されることとなった。これがニューデリーの始まりである。都市計画はイギリス人・エドウィン・ルーティエンス(Edwin Lutyens)によって行われため、道路は整然と配置されており、沿道は大きく育った街路樹と庭園の緑に包まれている。また、建物もイギリス植民地様式が多くなっている。街の東西の軸がラージパト(Rajpath、「王の道」の意)と呼ばれる大通りである。これはインド門(India Gate、第一次世界大戦出征記念碑)から大統領官邸(Rashtrapati Bhavan)まで続いている。両者を焦点として放射状に街路が延びている。コンノートプレイスは放射状街路がつくり出すもう一つの焦点であり、商業業務の中心となっている。
ニューデリーはインド独立後はインドの首都となり、国会議事堂や中央官庁、大使館街もニューデリーに集中している。
現在ではデリー大都市圏は大きく拡大し、オールドデリーもニューデリーもその中心部を構成する一地区となっている(首都機能が移転したわけではない)。
- 余談ではあるが西遊記の終着点はここである。