ラジオ名人寄席
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ラジオ名人寄席(らじおめいじんよせ)は、NHKラジオ第1放送で毎週日曜日16:05-16:53に放送されている演芸番組である。別名「玉置アワー」。
この番組は玉置宏を席亭(司会)に迎え、「残しておきたい江戸情緒(上方落語を紹介する時は「上方情緒」)、下座のお囃子、寄席幟(のぼり)」というオープニングの口上とともに、主として昭和初期から40年代ごろまでに活躍した落語家、漫才師の公演の模様をテープ録音で紹介している。「名人寄席」なので物故の演者の録音を放送する事から一部では「ラジオ天国寄席」と呼ばれている。近々に鬼籍に入った演者を偲んで録音を放送する事もある。独特の判りやすい玉置節で、口調もゆっくりな為聴きやすく、古き良き時代の演者と相まって時代が当時に戻った印象を受ける。 1996年に放送が始まり、2006年で11年目の放送となった。
ラジオ第1放送では月~木曜日(後に月~水曜日)に帯番組として放送されたが、2004年度春季の番組改編で21:30からの枠が日替わりの番組になったことから、この番組も毎週日曜日19:20-19:58の40分番組となった。また2006年度春季改編からは上記の日曜日16時台(大相撲等のスポーツ中継によって休止の日もあり)に移設した。 大相撲等の中継によって番組が休止の期間には「ラジオ名人寄席 特別興行」と題して 放送時間も長く放送している。
ラジオ第2放送でのアンコール放送は、月・火曜日は落語、水曜日は漫才等の色物を放送していた。水曜日は、ゲスト解説者としてメディア・プロデューサーの澤田隆治が出演し、独自のルートでの録音テープを持参して放送に掛けるとともに、主に上方系の漫才等の色物について解説した。2005年度(2006年3月末)をもって放送終了。
放送される音源となる録音テープ等は席亭の玉置宏自身が独自にコレクションしていた物を放送しているらしい(放送開始7年目頃の座談会で本人が語っていた。また、2007年2月11日放送の5代目古今亭志ん生の「五目講釈」の解説の中で「ようやく手に入った」と語ってる為、現在もコレクションしていた物を放送していると思われる。)
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- ラジオ名人寄席 - 過去のデータ
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