ランド・カルリシアン
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ランド・カルリシアン(Lando Calrissian)は映画スター・ウォーズ(エピソード5・6)に登場する架空の人物で、2作とも俳優ビリー・ディー・ウィリアムズが演じている。画像
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
ランド・カルリシアンは、ミレニアム・ファルコン号の船長ハン・ソロのかつての悪友で、ギャンブル仲間であった。ファルコン号も元は彼の持ち物であったが、ソロが彼との「イカサマなしの賭け」で勝ちとったらしくそれを手放すこととなる。その後は雲の惑星ベスピンの鉱山業を持ち主から賭博で巻き上げ、以後惑星の行政官として鉱山業に携わってきた。
エピソード5・帝国の逆襲では、帝国軍の追跡を逃れようとしていたハン・ソロとレイア・オーガナを惑星にかくまうが、実際はボバ・フェットの報告により彼らの到着を予見していたダース・ヴェイダーらがすでに到着した後であり、ランドは自分の星を帝国から守るためにやむをえずソロを裏切り、その身柄を引き渡すことになる。しかし、のちにヴェイダーが彼との当初の約束を破り、レイア姫とチューバッカまでも帝国に連行しようとしたため、彼は側近のアンドロイド、ロボットを用いた機転によって二人を救出し、帝国に乗っ取られたぺスピンから脱出する。その後はジャバ・ザ・ハットの元へ送られたソロの救出に尽力することになる。
エピソード6・ジェダイの帰還では、ソロを救出後、反乱同盟軍の将軍に任じられ、帝国軍のデス・スター破壊のための突撃隊長の任を受け持つ。この時、ソロ自身の頼みからミレニアム・ファルコンに搭乗し、帝国軍の猛攻撃をかいくぐりながら、見事デス・スターの破壊に成功した。ちなみに借り受ける際に、「傷ひとつなくソロにファルコン号を返す」と約束していたがデス・スター突入の際に狭いダクトの壁にぶつけてレーダーを破損した。