スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 Star Wars Episode VI: Return of the Jedi |
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監督 | リチャード・マーカンド |
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製作総指揮 | ジョージ・ルーカス |
製作 | ハワード・カザンシャン (特別篇:リック・マッカラム) |
脚本 | ローレンス・カスダン ジョージ・ルーカス |
出演者 | マーク・ハミル ハリソン・フォード キャリー・フィッシャー アンソニー・ダニエルズ ビリー・ディー・ウィリアムズ イアン・マクダーミド |
音楽 | ジョン・ウィリアムズ 演奏:ロンドン交響楽団 |
撮影 | アラン・ヒューム |
編集 | ショーン・バートン マーシャ・ルーカス デュウェイン・ダンハム |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 1983年5月25日 (特別篇:1997年3月14日) 1983年7月2日 (特別篇:1997年7月26日) |
上映時間 | 132分(特別篇:137分) |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
興行収入 | $572,700,000 |
前作 | スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 |
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(Star Wars Episode VI: Return of the Jedi)は、1983年のアメリカ映画。SF映画。
1983年に公開された作品は、日本では『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』と題されていたが、後に変更された。
全シリーズ総じての完結篇であり、これ以降の物語は現在映画として、またジョージ・ルーカスの公式の物語としては一切発表されていない。
目次 |
[編集] 概要
映画スター・ウォーズシリーズの3番目に発表された作品。1997年には最新CG技術などを使ってシーンの差し替えなどが施された『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 特別篇』が公開された。現在発売されているDVDは、さらに変更が加えられている。
第56回アカデミー賞では音響・視覚効果における特別業績賞を受賞。また、作曲賞、美術賞にもノミネートされた。
なお、2004年9月「スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX」の発売を機に、邦題も『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』へと変更された。
同DVDでは、ラストで霊体となったダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)を演じた俳優が、当初のセバスチャン・ショウから、エピソード2、エピソード3で同役を演じたヘイデン・クリステンセンへCG合成で差し替えられるなど、いくつかの変更が加えられている。これらの変更によって、全6作からなるスターウォーズサーガがより一層筋の通ったものになった。
※ラストのヘイデン・クリステンセンへの変更については批判的な意見も多い。霊体として現れることができるジェダイの設定上20代当時のアナキンでは辻褄があわないこと(このことはアナキンは、フォースによって、ミディ=クロリアンの選ばれし者なのでミディ・クロリアンの意志でダークサイドに墜ちる前のアナキンになった。という説もある)や、死の間際の年老いた父の顔しか知らないルークが、まるで容姿の違う20代のアナキンを認識できるのか(これについては、制作年順にエピソードIVから初見しようとする視聴側についても同じことが言える)、といった疑問からである。
[編集] サブタイトルについて
ジョージ・ルーカスが最初の脚本を書いた時点でのサブタイトルは「ジェダイの帰還」(Return of the Jedi)であった。しかし監督のリチャード・マーカンドに「『ジェダイの帰還』では弱い」と言われ、ジョージはサブタイトルを「ジェダイの復讐」(Revenge of the Jedi)に変更し、サブタイトルを発表すると共に製作を進行させた。
しかし、公開前になってジョージは「全宇宙一高貴なジェダイは復讐などしないだろう」と考え、最初の「ジェダイの帰還」(Return of the Jedi)に戻した。
だが、日本国内では既に『ジェダイの復讐』とプリントされたグッズが多数流通していたために歯止めがきかず、公開後20年間は『ジェダイの復讐』となっていた。
日本でもサブタイトルが本来の『ジェダイの帰還』となった事や、エピソード3が公開された事も重なり、スターウォーズサーガがダークサイドに堕ちたアナキン・スカイウォーカーの「ジェダイへの帰還」を描くストーリーとしての意味合いを強く持つようになった(ルーカスは、全6作を「アナキンの贖罪の物語」であると語っている)。
[編集] ストーリー
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
遠い昔、遥か彼方の銀河系で……
壮大なるスター・ウォーズ・サーガの最終章の幕開けである。
ルーク・スカイウォーカーとレイア姫は惑星タトゥイーンに住む犯罪王、ジャバ・ザ・ハットの宮殿に潜入し、ハン・ソロを救出する。その後、惑星ダゴバに戻ったルークだったが、ヨーダは老衰のため生涯を終える。最後のジェダイである恩師を失い、父であるアナキン・スカイウォーカー(=ダース・ベイダー)を倒さねばならなくなり落ち込むルークの元に、オビ=ワン・ケノービが現れ、感情を皇帝につけ込まれるな、と助言し同時にレイアがルークの双子の妹だと明かす。又、再び団結した同盟軍は帝国軍との決戦に向け、森の惑星エンドアにてイウォーク族と手を組む。
一方皇帝パルパティーンとダース・ベイダーはルークを暗黒面に転落させようと共謀するが、若きスカイウォーカーは父アナキンの心の内に眠るジェダイとしての魂を呼び覚まそうと心に決めていた。その頃同盟軍は防御シールドを失ったエンドア上空に浮かぶ未完の要塞、第2デス・スター破壊のため総力を結集する。銀河系の未来を決するこの最終決戦(エンドアの戦い)で、長きに渡った銀河内乱がいよいよクライマックスを迎える……。
[編集] スタッフ
- SFX:デニス・ミューレン、フィル・ティペット(ILM)
- サウンドデザイン:ベン・バート(スカイウォーカー・サウンド)
- 日本語字幕:岡枝慎二(初公開時)、林完治(特別篇)
- 吹替翻訳:平田勝茂(特別篇)
[編集] キャスト
- ルーク・スカイウォーカー:マーク・ハミル
- ハン・ソロ:ハリソン・フォード
- ランド・カルリシアン:ビリー・ディー・ウィリアムズ
- レイア姫:キャリー・フィッシャー
- オビ=ワン・ケノービ:アレック・ギネス
- ヨーダ:フランク・オズ
- アナキン・スカイウォーカー:セバスチャン・ショウ(DVD版では、CG合成によってラストシーンのみヘイデン・クリステンセンに置き換えられている)
- ダース・ベイダー:デイヴィッド・プラウズ(演技)、ジェームズ・アール・ジョーンズ(声)
- 皇帝パルパティーン:イアン・マクダーミド(新三部作でもパルパティーンを演じている)
他
[編集] 日本語吹替
- 劇場公開版
1983年公開時には劇場吹き替え版は製作されなかった。
- 日本テレビ「金曜ロードショー」
- ビデオ・DVD版
※製作順
[編集] 外部リンク
スター・ウォーズ シリーズ| |
映画 |
エピソード1 / ファントム・メナス | エピソード2 / クローンの攻撃 | エピソード3 / シスの復讐 エピソード4 / 新たなる希望 | エピソード5 / 帝国の逆襲 | エピソード6 / ジェダイの帰還 |
テレビドラマ |
ホリデー・スペシャル |
アニメ |
クローン大戦 | イウォーク物語 | ドロイドの大冒険 |
ゲーム |
バトルフロント | バトルフロントII |
関連項目一覧 |
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