リアル・ラヴ
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リアル・ラヴ ( Real Love) は、イギリスのロックバンド、ビートルズ解散後の新曲であり、元メンバーのジョン・レノンの作詞・作曲の曲。
[編集] 解説
「フリー・アズ・ア・バード」に続く第2弾のマキシシングル。カップリングには『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』に収録されなかった、3曲の別テイクが収録されている。
曲自体はジョンがソロ時代に作曲したもので、プライベートな録音が映画『イマジン』のサウンドトラック・アルバムに収録されている。このためか、作曲のクレジットはジョンのみとなった。
本曲はジョンが生前に録音したテープをオノ・ヨーコがメンバー3人に渡し、ビートルズの作品として完成させたもの。コンピュータで雑音を取り除き、ジョンのボーカルに合わせてポール・マッカートニーが一緒に歌っている。冒頭の電子チェンバロは、ビコーズで使用したもので、このパートはポールが書いた。「フリー・アズ・ア・バード」に続き、ジョージ・ハリスンが得意のスライド・ギターを披露している。ドラムはリンゴ、ベースはポール。
リンゴ・スターは“この曲は、「フリー・アズ・ア・バード」よりポップな曲”とコメントしている。
なお、ジョンのアコースティック演奏を集めたアルバム『Acoustic [Best of]』(2004年)にも別テイクが収録されている。
[編集] 補足
- 「ビートルズの新曲」とよくいわれるが、前述の通り、ジョンのソロ名義でのアルバムなどには既に収録されているので、初披露された楽曲という意味合いではない。