ルイテン星
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データ 分点 J2000 |
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星座 | いっかくじゅう座 |
赤経 | 07h 27m 24.5s |
赤緯 | +05° 13' 32" |
視等級 (V) | 9.85 |
特徴 | |
スペクトル分類 | M3.5V |
B-V color index | 1.57 |
U-B color index | 1.15 |
変光星型 | なし |
アストロメトリー | |
視線速度 (Rv) | +18.2 km/s |
固有運動 (μ) | 赤経: 571.27"/年 赤緯: -3694.25 "/年 |
年周視差 (π) | 263.76 ± 1.25 "" |
距離 | 12.37 ± 0.06 光年 (3.79 ± 0.02 パーセク) |
絶対等級 (MV) | 11.96 |
年齢 | 年 |
他の名称 | |
GCTP1755, BD +05°1668, GJ 273, Gl 089-019, LHS 33, LTT 12021, LFT 527, Vys 17, HIP 36208.
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ルイテン星(Luyten's star)は太陽系から12.4光年の距離に存在する赤色矮星で、質量は太陽に比して25.7パーセント、直径は11パーセントである。
この恒星のスペクトル分類はM3.5 Vnで、ウィレム・ヤコブ・ルイテンによって発見された。
[編集] 惑星系
この恒星は惑星を持つ可能性があり、SIM(Space Interferometry Mission)の標的に選ばれた。
1937年から1980年の間、写真や位置天文学の見地から、この恒星は惑星を有している可能性があるとして注目され、いくつかの仮定が発表されたが、視線速度の見地からは否定的であり、最近の干渉計測定では惑星の存在は確認されなかった。
もし0.15の距離に地球型惑星が存在すれば水が存在できるだけの熱を受けられるが、近距離なため潮汐力によって月のように片側を常に恒星に向けるようになるいと考えられている。