ルノー・サフラン
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ルノー・サフラン(Renault Safrane)は、フランスの自動車製造会社、ルノー(Renault)が1992年から1998年の間に生産した高級乗用車である。
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[編集] 概要
1992年に当時のルノーの最高級車種であるルノー 25の後継型として発売された。4メートル70センチを超える全長 (日本の3ナンバー枠) ながら、ルノー25と同じくフランス車らしく5ドアのハッチバックの前輪駆動(FF)車である。ただし25とは異なりラグナや後のルノー車と同様に、エンジンはすべて一般的な横置き配置となった。しかしながらサスペンションは4輪独立懸架(前後ともストラット)とし、他のルノー車と差別化されている。なお、その重厚なデザインは、BMW Z3等を手がけた日本人デザイナー永島譲二氏によるものである。
1994年にはドイツの有名チューナー・ハルトゲの手によりV型6気筒の3.0ℓエンジンをツインターボ化し280馬力とし、4輪駆動化した「Biturbo」バージョンも追加された他、シートを本皮であつらえ、専用スーツケースを備え、4輪にエアサスペンションを奢った高級バージョン「バカラ」も用意されるなど、名実ともにフランスの最高級車であった。1998年を持って生産を終了し、2001年に発表された後継モデルのヴェルサティスに引き継がれた。
日本仕様は主にV6エンジンを搭載するバカラやRXE (共に右ハンドル) が当時のインポーターであったフランス・モーターズ (ヤナセ系) によって輸入されたが、車両本体価格が500万円以上もしたため、ごく少数しか輸入されなかった。
[編集] エンジンラインナップ
[編集] 1992年-1996年
- 4気筒2.0ℓ、8バルブ 107馬力
- 4気筒2.2ℓ、8バルブ 110馬力
- 4気筒2.0ℓ、12バルブ 140馬力
- 4気筒2.2ℓ、12バルブ 140馬力
- V型6気筒3.0ℓ、12バルブ 170馬力
- 4気筒2.1ℓ、8バルブ ターボディーゼル 90馬力
[編集] 1996年-1998年
- 4気筒1.9ℓ、16バルブ 140馬力
- 5気筒2.5ℓ、20バルブ 170馬力
- V型6気筒2.9ℓ、24バルブ 192馬力
- 4気筒2.2ℓ、12バルブ ターボディーゼル 115馬力
[編集] 関連事項
- ルノー・ジャポン(現在のルノー車の国内発売元)