ロバート・アルドリッチ
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ロバート・アルドリッチ(Robert Aldrich, 1918年8月9日 - 1983年12月5日)は、アメリカ合衆国、ロードアイランド州、クランストン出身の映画監督。ロバート・オルドリッチとも表記する。
祖父は著名な政治家、父親は出版業界で働いていた。また、ニューヨーク州知事や、第41代合衆国副大統領を務めたネルソン・ロックフェラーは従兄弟に当たる。
ヴァージニア大学では経済学を専攻していたがドロップアウト、1941年にRKOで使い走りとして映画界に入る。すぐに助監督として働くようになり、ジャン・ルノワール、エイブラハム・ポロンスキー、ジョゼフ・ロージー、チャーリー・チャップリン等の元で働く。
1950年代はじめにテレビに活躍の場を移す。1954年には『Big Leaguer』で映画監督としてデビューした。同年、自身のプロダクション、アソシエイツ・アンド・アルドリッチを設立。
『ヴェラクルス』等の西部劇で認知される。ヨーロッパに渡った1960年前後の不振の時期の後、アメリカに戻ると不敵さに狡猾さを加え独自の路線を進んでいく。いずれの時代においても人間の執念や憎悪などをダイナミックに描き、自身の容貌さながらの骨太の映画を撮り続けた。 1983年、死去。
「カイエ・デュ・シネマ」「ポジティフ」の両方から支持された数少ない映画監督である。
[編集] 主な監督作品
- アパッチ Apache (1954)
- ヴェラクルス Vera Cruz (1954)
- キッスで殺せ Kiss Me Deadly (1955)
- 攻撃 Attack! (1956)
- 怒りの丘 The Angry Hills (1959)
- ガンファイター The Last Sunset (1961)
- ソドムとゴモラ Sodom and Gomorrah (1962)
- 何がジェーンに起ったか? What Ever Happened to Baby Jane? (1962)
- テキサスの4人 4 for Texas (1963)
- ふるえて眠れ Hush... Hush, Sweet Charlotte (1964)
- 飛べ!フェニックス The Flight of the Phoenix (1966)
- 特攻大作戦 The Dirty Dozen (1967)
- 甘い抱擁 The Killing of Sister George (1968)
- 女の香り The Legend of Lylah Clare (1968)
- 燃える戦場 Too Late the Hero (1969)
- 傷だらけの挽歌 The Grissom Gang (1971)
- ワイルド・アパッチ Ulzana’s Raid (1972)
- 北国の帝王 Emperor of the North (1973)
- ロンゲスト・ヤード The Longest Yard (1974)
- ハッスル Hustle (1975)
- 合衆国最後の日 Twilight’s Last Gleaming (1977)
- クワイヤ・ボーイズ The Choirboys (1977)
- フリスコ・キッド The Frisco Kid (1979)
- カリフォルニア・ドールズ All the Marbles (1981)