ワルナスビ
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ワルナスビ | ||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Solanum carolinense | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Carolina horsenettle |
ワルナスビ(学名Solanum carolinense)はナス科の多年草で、アメリカ合衆国南東部(カロライナ周辺)の原産であるが、日本も含め世界的に帰化している雑草である。
茎や葉に鋭いとげが多いうえ、地下茎および牛糞などに混じる種子でよく繁殖し、除草剤も効きにくく、一度生えると駆除しにくい。耕運機などですきこむと、地下茎の切れ端一つ一つから芽が出て独立した個体に再生し、以前より増えてしまう始末の悪さで、和名ワルナスビも本種のこういった性質による。日本では昭和初期に千葉県成田市の御料牧場で牧野富太郎により発見及び命名され、以降全国に広がった。
花は白または淡青色でナスやジャガイモに似ており春から秋まで咲き続ける。果実は球形で黄色く熟しトマトに似ている。しかし、全草がソラニンを含み有毒であるため、家畜が食べると場合によっては中毒死することがある。英語でも"Apple of Sodom"(ソドムのリンゴ)、"Devil's tomato" (悪魔のトマト)などという悪名でも呼ばれている。