ワンドル川
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ワンドル川(River Wandle) は、イングランドの川であり、テムズ川の支流。
名前は、ウェンデル集落という意味のサクソン語、ウェンデルズワース (Wendlesworth) から取られたと考えられている。全長26.7kmでその長さの割りに流れが急である。源泉は2つあり、クロイドンの北のノース丘陵とカーシャルトンである。クロイドンのロンドン・ボロー、サットン、マートン、そしてワンズワースを流れ、テムズ川と合流する。
川はローマ帝国支配下の頃から利用されており、17世紀から18世紀の産業革命の頃は、イングランドで最も汚染された川の1つであった。川沿いにあった主な工場は、タバコと織物であった。その後、清掃プロジェクトが行われ、今では産業革命以前にワンドル川で獲れていたブラウントラウトが戻ってきている。
この地域の主な地質は、白亜とロンドン・クレイである。
ワンドル川は水路や排水溝、地下溝が張り巡らされている。
文学作品の中では、『くまのプーさん』の舞台の1つ、モール川の支流の1つとして登場する。1980年代に出版されたマイケル・デ・ララベッティ (Michael De Larrabeiti) の『ボリブル』シリーズの中にも登場する。
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