ヴァルナ (小惑星)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
発見 | |
---|---|
発見者 | ロバート・マクミラン (スペースウォッチ) |
発見日 | 2000年11月28日 |
仮符号 | 2000 WR106 |
分類 | カイパーベルト天体 (キュビワノ族) |
軌道要素 元期 2004年7月14日(JD 2453200.5) |
|
離心率(e) | 0.051 |
軌道長半径(a) | 43.129 AU |
近日点(q) | 40.915 AU |
遠日点(Q) | 45.335 AU |
公転周期(P) | 283.20 年 |
平均軌道速度 | 4.53 km/s |
軌道傾斜角(i) | 17.2 度(deg) |
昇交点黄経(Ω) | 97.296° 度(deg) |
近日点引数(ω) | 271.631 度(deg) |
平均近点角(M) | 89.673 度(deg) |
物理的性質 | |
直径 | 1060 km |
質量 | ~5.9 ×1020 kg |
密度 | ~1 g/cm3 |
表面重力 | 0.15 m/s2 |
脱出速度 | 0.39 km/s |
自転周期 | 3.17 時間 |
スペクトル分類 | ? |
絶対等級(H) | 3.7 |
アルベド | 0.038 |
平均表面温度 | ~43 K |
ヴァルナ (20000 Varuna) は、カイパーベルト天体の一つである。熱測定と光学測定の組み合わせにより、直径は1060kmと推定されている。2000年に発見されたが、1953年に撮影された写真に写っていたことが分かっている。名前はインド神話の神ヴァルナに由来する。
ヴァルナの性質については、あまりよく分かっていない。光度変化のグラフから、自転周期は3.17時間か6.34時間とみられている。後者は、光度変化の一周期中に2本のピークが現れるとした場合の値である。密度はおよそ1g/cm3であり、水とほぼ同じである。
2006年8月24日の国際天文学連合(IAU)総会で定義された矮惑星(dwarf planet)に今後分類される可能性がある。