三帝同盟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三帝同盟(さんていどうめい)は19世紀ドイツが結んだ同盟。ドイツ首相ビスマルクの提唱により1873年締結。
同盟国はドイツ・オーストリア・ロシア。フランスの包囲・孤立を目的として発足した。三国とも帝政であることから三帝同盟と呼ばれる。しかしこの同盟はロシアとオーストリアのバルカン半島を巡る対立から発足当初から足並みがそろわなかった。1878年のベルリン会議を機に事実上解消。大国間の勢力均衡崩壊を恐れたビスマルクは1881年二国間の勢力調整をした上で三帝協商を発足させるがそこでも汎スラヴ主義と汎ゲルマン主義の対立が消える事はなかった。
カテゴリ: ドイツ帝国 | オーストリアの歴史 | ロシア帝国 | 19世紀のヨーロッパ史