三幻神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三幻神(さんげんしん)とは、コナミが製造・販売している、遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズのトレーディングカードである。
目次 |
[編集] 概要
ゲーム付属カードで登場したレベル10・神属性・幻神獣族のモンスター。 「オシリスの天空竜」「オベリスクの巨神兵」「ラーの翼神竜」3体の総称。 通称「神のカード」。 ゲーム上のOCGルールでは、生け贄召喚の際3体の生け贄を必要とするが、特殊召喚も可能。
これらのカードは、効果が表記されず、テキスト欄がフレイバー・テキストとなっている。 背面の色が通常のカードとは異なる為、公式のデュエルでは使用する事が出来ない。 使用したい場合は、背面が不透明なスリーブに入れ、フリーデュエル等の時に相手の了承を得て使うのが望ましい。
また、三幻神をモチーフとして作られた三幻魔と三邪神も存在する。 これらのカードは正式にリリースされているので、公式のデュエルでも使用する事が出来る。
[編集] 原作・アニメにおいて
- ファラオの墓の石版より再現された「神のカード」。
- 創造主であるペガサス・J・クロフォードの思惑を超える程の強大な力を持ってしまった為、彼はこれらのカードを生み出した事を最大の過ちだったと言い残している。長らくインダストリアル・イリュージョン社にて厳重に封印されていたが、レアカード密売組織「グールズ」により盗まれてしまう。ここから「神のカード」に纏わる数多のエピソードが生まれるのである。
- 罠カードの効果を受けず魔法の効果は1ターンしか受け付けない強力な効果耐性を持つ。
- 神の中にもランクがあり、「ラーの翼神竜」が最高位で「オシリスの天空竜」「オベリスクの巨神兵」が同格。そのため、「ラーの翼神竜」は「オシリスの天空竜」「オベリスクの巨神兵」の効果を受けない。アニメでは三体が同格のため、代わりに「階級制度」というカードで対応した。
- 遊戯王Rのウィラーによると、上級呪文は神に対しても1ターン有効になるらしい。「六芒星の呪縛」「罅割れゆく斧」等はこれに該当するのだろうか。
- GXにおいて、デュエル・アカデミアのランクとして三幻神の名前が使われている。最高ランクはオベリスク・ブルー、中間がラー・イエロー、最下位がオシリス・レッドと呼ばれている。女子生徒は成績関係なくオベリスク・ブルー所属となっているが、アニメでは早乙女レイが「ジェネックス」準優勝特権でオシリス・レッドに所属した。ちなみに主人公である遊城十代はオシリス・レッド所属。原作設定を考えれば最高ランクはラー・イエローになると思うのだが、おそらくはかつて「オベリスクの巨神兵」の使い手だったオーナーの意向だろう。
[編集] ゲームソフトにおいて
- GB版DM4・7・8でデュエルに使用可能な「神魔族」のモンスター。(ただしゲームのルール自体はOCGのものと異なる。)
- DSソフト「ナイトメア トラバドール」ではデッキに1枚だけながらもOCGルールで再現された三幻神が使用可能。
- 「スピリットサモナー」「ワールドチャンピオンシップ2007」でも「ナイトメア トラバドール」からカードを転送すれば使用できる。