三菱・ディグニティ
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三菱・ディグニティ | |
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製造期間 | 2000年 – 2001年 |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
エンジン | V8DOHC 4500cc 280ps |
全長 | 5355mm |
全幅 | 1870mm |
全高 | 1475mm |
姉妹車、OEM | 三菱・プラウディア |
同クラスの車種 | トヨタ・センチュリー 日産・プレジデント |
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ディグニティ(DIGNITY)は三菱自動車工業が生産・販売していた高級車である。
[編集] 概要
- トヨタ・センチュリーや日産・プレジデントの対抗馬として、2000年2月に投入された。
- プラウディアのリムジン仕様との位置付けで、全体の骨格はプラウディアと共通で、異様に太いセンターピラーが最大の特徴。要は車体をストレッチして内装を豪華にしたものである。発売時の車両本体価格は999万円だった。
- トヨタや日産以外では珍しく秋篠宮家用御乗用車として宮内庁に採用されたものの、ただでさえ平成不況で需要が限られるなか、三菱のイメージが非三菱系企業関係者に嫌われたこと、発売からまもなく三菱リコール隠しが発覚したことや、FF車であったことが超高級車らしからぬと不評で、結局59台が生産されたのみで早くも翌年に生産中止となった。ちなみにこれまでの日本車で一番販売期間が短い車である(ただし同社のピスタチオを除いた場合として)。なお、このディグニティを最後に、三菱自動車製の三菱グループ重役専用リムジンカーがなくなり、現在は三菱東京UFJ銀行との関係もあり、トヨタ・センチュリーをそうしているものと思われる。
[編集] エンジン
プラウディア同様、GDI(“GDI”は三菱自動車の登録商標である)を搭載したV8DOHC 4500ccエンジンを横置き搭載したFF車で、最高出力は280馬力を発生した。
[編集] 車名の由来
英語で「威厳」「気高さ」。