中斜里駅
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中斜里駅(なかしゃりえき)は北海道斜里郡斜里町字中斜里にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線の駅である。快速「しれとこ」の停車駅。日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物取扱施設である中斜里オフレールステーションを併設する。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。無人駅で自動改札機の設置はない。
[編集] 中斜里オフレールステーション
JR貨物の貨物駅で、コンテナ貨物の取扱駅である。ここでは12ftコンテナのみを取り扱う。貨物列車の発着はなく、新富士駅との間にトラック便が1日2.5往復(当駅発が3本)設定されている。
1986年に一般向けの貨物の取扱を廃し、ホクレン中斜里製糖工場の専用線を発着する貨物のみの取扱となった。1997年より中斜里駅は貨物列車の発着のない自動車代行駅となり、再び一般向けの貨物の取扱が開始されたと同時に専用線は廃止された。その後2002年に当駅までの第二種鉄道事業が廃止になったため「中斜里コンテナセンター」に改称、2006年に現名称に変更された。
また専用線が廃止されるまで、東鹿越駅から石灰石輸送貨物列車が運行されていた。
[編集] 駅周辺
中斜里の集落がある。
- ホクレン中斜里製糖工場
- 中斜里郵便局
[編集] 歴史
- 1929年(昭和4年)11月14日 - 猿間川駅として開業。
- 1950年(昭和25年)9月10日 - 中斜里駅に改称。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 一般向けの貨物取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化によりJR北海道・JR貨物の駅となる。
- 1997年(平成9年)3月22日 - 貨物列車の発着が無くなる。同時に無人駅化。
- 2002年(平成14年)4月1日 - 釧網本線の第二種鉄道事業の廃止により、JR貨物中斜里駅が廃止。中斜里コンテナセンターが設置される。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 中斜里コンテナセンターが中斜里オフレールステーションに名称変更。