中野正貴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中野正貴(なかの まさたか、1955年8月2日 - )は、日本の写真家。 都市を独自の視点で捉えた作風で知られている。
[編集] 経歴
- 1955年、福岡県に生まれる。
- 1956年、この年より東京在住。
- 1979年、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン科卒業。写真家、秋元茂に師事。
- 1980年頃より雑誌表紙、各種広告撮影を手掛ける。
- 2001年、写真集「TOKYO NOBODY」で日本写真協会賞新人賞を受賞。
- 2005年、写真集「東京窓景」で第30回木村伊兵衛写真賞を受賞。
[編集] 作品
- 「TOKYO NOBODY」(2000年、リトル・モア)
- 「CUBA Dia Y Nocheキューバ 昼と夜」(2000年、求龍堂)
- 「SHADOWS」(2002年、リトル・モア)
- 「東京窓景」(2004年、河出書房新社)
- 「TOKYO BLACKOUT」(2005年、ぴあ)
[編集] エピソード
- 「TOKYO NOBODY」は人の姿が全く無い東京の風景を撮影したものであるが、帰省や行楽で人通りの少ない年始の1月や、大型連休のある5月などに集中して撮影が行なわれた。撮影期間は10年にも及んだ。
- 作家の三崎亜記が、自身の著作「失われた町」の創作のきっかけは「TOKYO NOBODY」を見たことだと各種インタビューで明らかにしている。
- 「TOKYO BLACKOUT」は映画「大停電の夜に」とのコラボレーション企画である。作品中に、映画に出演している俳優、女優も登場している。
カテゴリ: カメラ関連のスタブ項目 | 日本の写真家 | 福岡県出身の人物 | 1955年生