亘理バイパス
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亘理バイパス(わたりバイパス)は、国道6号のうち宮城県亘理郡亘理町内で市街地を迂回するために建設されたバイパス道路である。
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[編集] 概要
[編集] 歴史
宮城県内の国道6号は、1961~65年(昭和36~40年)に掛けて一次改築が行われ、亘理郡南部においては陸前浜街道を基にした経路から坂元、山下、横山の各集落を迂回するほぼ現在と同じ経路に改良された。一方、亘理町内については常磐線との立体交差(下郡跨線橋、1964年(昭和39年)3月完成)が新設された程度で、相変わらず旧街道を基本とした経路であった。亘理町中心部は城下町に見られる複雑な線形をしていたこともあり、早急に新道を建設する必要があった。事業着手は1966年(昭和41年)。1971年(昭和46年)11月に完成し、翌月より供用され現在に至る。
新規区間は下郡跨線橋を境に2つに大別される。
- 亘理地区:亘理町南町交差点~亘理町神宮寺交差点間、3,840m。旧道を西に迂回。
- 上の町地区:亘理町田沢交差点~阿武隈橋南詰(亘理町逢隈中泉)間、3,200m。旧道を東に迂回。
阿武隈橋は1932年(昭和7年)架橋の旧橋。現在の阿武隈橋は1981年(昭和56年)11月に架け替えられている。
[編集] 途中交差する道路
県道についてのみ記す。いずれも本路線との交点が起終点となっている。
- 宮城県道10号塩釜亘理線(亘理町旧舘)
- 宮城県道14号亘理大河原川崎線(亘理町旧舘)
- これらの県道も亘理町中心部を南に迂回するバイパス道路が作られ現在に至る。
- 宮城県道122号亘理停車場線(亘理町逢隈神宮寺)
- 国道6号旧道区間の移管を受け、経路が大幅に延長された。
- 宮城県道52号亘理村田線(亘理町逢隈田沢)
- 宮城県道123号荒浜港今泉線(亘理町逢隈中泉)
- 亘理バイパス完成当時は阿武隈橋南詰で接続していた。この交差点は亘理バイパス唯一の道路立体交差である。
- 宮城県道269号亘理インター線(亘理町逢隈中泉)
- 亘理バイパス完成時は存在していない。仙台東部道路亘理インターチェンジに接続する。
[編集] 関連項目
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