伊予灘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
このページの項目名には、オペレーティングシステムなどの環境により表示が異なる文字があります。正確な表記では「灘」が表示と異なるかもしれません。
伊予灘(いよなだ)は、瀬戸内海西部の海域。愛媛県松山市、山口県の周防大島、大分県の国東半島に至る海面を指す。
海底部は至って平坦な地形が続き、太平洋の外洋水が入り込みやすい。そのためイワシやサバ、アジなどの好漁場となっており、速吸瀬戸など潮流が速い所を獲ることから、身が締まって味のいい魚介類が獲れる。
気候は瀬戸内海式気候に属しており晴天の日が多く、年間降水量も少ない。冬は関門海峡からの北西の季節風の影響を受けるため、雲が広がりやすい。
また、佐田岬と佐賀関半島を結ぶ線のやや北、海底に中央構造線が通っているため活断層が多く、地震が多数発生する地帯としても知られる。