伊号第二一潜水艦
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伊号第二一潜水艦(イごうだい21せんすいかん)は、大日本帝国海軍の伊一五型潜水艦潜水艦の4番艦。第三次海軍補充計画(通称(3)計画)によって計画され、1939年(昭和14年)1月7日起工、1941年7月15日竣工。通商破壊により、通算11隻の船を撃沈した。
竣工まもなく太平洋戦争が勃発。第6艦隊所属艦として作戦行動をとる。攻撃後商船2隻を撃沈。その後搭載水上機により、太平洋の島々の偵察を行った。1942年、南太平洋を中心に活動し、ソロモン諸島で駆逐艦1隻及び商船3隻を撃沈する。その後ガダルカナル島への輸送を行う。1943年初頭にオーストラリア東岸沖で通商破壊により商船4隻撃沈の成果を挙げる。その後は一旦本土で補給と整備を受けた後に戦場に向かい輸送任務に就く。1943年11月27日以降消息を絶つ。ギルバート諸島付近で沈んだと思われる。1944年4月30日、除籍。
昭和2年(1927年)竣工の初代伊号第二一型潜水艦については伊号第一二一潜水艦を参照のこと。