伊藤俊治
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伊藤俊治(いとう としはる、1953年-)は、美術評論家、写真評論家、美術史家。秋田県生まれ。
東京大学文学部美術史学科卒業。西洋美術史を専攻した。多摩美術大学教授を経て、2005年現在、東京芸術大学美術学部先端芸術表現科教授。
日本を代表する美術評論家であるが、翻訳を含め、特に内外の写真史において重要な著書を多数刊行しており、写真の分野でも日本を代表するといってよい。
1985年のつくば写真美術館'85の企画にも参加。
1987年にその著書『ジオラマ論』により、サントリー学芸賞を受賞している。
[編集] 主要著書
- 『日本近代写真の成立』/金子隆一、柏木博、長谷川明と共著/青弓社/1987年
- 『20世紀写真史』/筑摩書房/1988年(1992年に、一部の図版を割愛して「ちくま学芸文庫」となる)
- 『東京身体映像』/平凡社/1990年(日本の写真を対象としている著作で、次の本と対になっている)
- 『アメリカンイメージ』/平凡社/1990年(海外の写真を対象としている著作で、1つ上の本と対になっている)
- 『写真史』/朝日出版社/1992年
他著書多数