伊藤財閥
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伊藤財閥(いとうざいばつ)は、日本の財閥。
1611年に名古屋に創業した呉服屋伊藤屋(1768年に江戸上野に進出)から始まり、1910年に(株)いとう呉服店として近代百貨店になり、1924年に全館土足入場可能な百貨店を銀座に開店。1925年に松坂屋と名前を変える。 かつては進取の気風に満ち、三越を凌いで日本一の売上を誇る流通業であった時期もあった。 他にも金融業で1881年創業した伊藤銀行(→東海銀行→UFJ銀行→三菱東京UFJ銀行)がある。 名古屋初の本格的国際観光ホテルの名古屋観光ホテルや名古屋商工会議所開設を主導するなど戦前の名古屋のサービス産業の中核として近代化に大きく貢献した。