佐々木竹見
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佐々木 竹見（ささき たけみ、1941年11月3日-）はかつて川崎競馬場に所属していた騎手。青森県出身。
[編集] 来歴
青森県上北郡出身。日本画家の上泉華陽に見出され、1960年6月に川崎競馬場の青野四郎厩舎所属で騎手としてデビュー。以後2001年の現役引退まで42年の長きに渡り地方競馬の中心ジョッキーとして活躍し、地方競馬はもとより中央競馬でもこれまで記録されたことのない最多勝利記録を更新。生涯成績は地方39060戦7151勝（うち重賞143勝）、中央20戦2勝、海外遠征12戦未勝利の合計39092戦7153勝を記録。南関東リーディングジョッキーも17度獲得している。生涯7000勝ジョッキーは日本では2006年現在佐々木ただ1人であり、海外のジョッキーを含めてもわずか8人しかいないという輝かしい大金字塔である。地方競馬では勝負服が騎手別となっているが、佐々木の記録を称え勝負服の服色（赤・黄山形一文字）は永久保存となっている。
1966年の年間勝利数505勝（2384戦）は当時の世界記録及び2006年に内田博幸に更新されるまでは日本記録であった。地方競馬のみの記録としては現在も最多勝記録である。さらに、1965年から1967年までの3年連続400勝突破については2006年に内田博幸が達成[1]するまで日本競馬史上唯一の達成者であった。
2001年7月8日の最終レースをもって現役引退。最終レースでは圧倒的1番人気に推されたものの7着に敗れ、さらに勝った馬が単勝万馬券となる人気薄だったこともあって、このレースの馬番連勝単式馬券の払戻金額は当時日本最高となる813,300円を記録した。
現役引退後は栃木県にある地方競馬教養センター騎手養成コースの講師として活躍する他、川崎競馬場で「佐々木竹見カップ・ジョッキーズグランプリ」という表題で彼の業績を称えた特別レースを実施。またオーストラリアでの国際ジョッキーOB戦「レジェンドレース」にも、2002年と2004年の2度招待されている。
[編集] 表彰歴
- 1987年、1992年 農林水産大臣賞
- 1990年、1992年、1993年 NARグランプリ優秀騎手賞
- 1999年 同フェアープレー賞
- 1990年、1998年、2000年 同特別賞（1990年は特別功労者賞）
- 1998年 神奈川県知事賞
- 1989年 日本プロスポーツ大賞功労者賞
- 1999年 同特別賞
[編集] 脚注
- ^ 中央競馬(JRA)の成績を含む。2004年413勝（うちJRA28勝）、2005年496勝（JRA31勝）、2006年524勝（JRA61勝）。
