NARグランプリ
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NARグランプリは、地方競馬での活躍をたたえる為に、地方競馬全国協会が設けている年間表彰制度。1990年(表彰式は1991年2月)に第1回の表彰が行われ、以後毎年行われている。
NARグランプリの馬部門は、現在、年度代表馬、サラブレッド系2歳、3歳、4歳以上のそれぞれの最優秀馬、アラブ系最優秀馬、ばんえい最優秀馬、最優秀短距離馬、最優秀牝馬、最優秀ターフ馬、特別表彰馬がある。選考は、各地区の担当記者からの推薦ならびに広域交流競走の勝馬などを候補馬とし、その候補馬の中から優秀馬選定委員会によって選ばれる。
NARグランプリの馬部門の表彰については変更が何度か行われている。
- 第1回(1990年)から第4回(1993年)まではサラブレッド系、アラブ系、ばんえいの3部門の表彰であった。
- 第5回(1994年)から改められ、サラブレッド系、アラブ系のそれぞれに対して4歳以上,3歳,2歳及びばんえいの各部門で最優秀馬を選出し、その中で年度代表馬を選出することとなった。併せて特別表彰馬としての表彰もある。
- 第10回(1999年)から新たに最優秀牝馬と最優秀短距離馬の部門を追加。
- 第14回(2003年)からアラブ系競走馬の縮小によりアラブ系が4歳以上,3歳,2歳の3部門からアラブ系として1部門に統合された。
- 第15回(2004年)からは芝コースでの競走で優れた成績を収めた競走馬を表彰する最優秀ターフ馬が新たに設けられた。この最優秀ターフホースの第1号がホッカイドウ競馬在籍の身ながらクラシック戦線など中央競馬での活躍が目立ったコスモバルクであった。
また、ダート競走格付け委員会による中央競馬との「ダートグレード競走最優秀馬」がある。NARグランプリとは無関係に選考されるが、表彰はNARグランプリにあわせて行われる。ダートグレード競走最優秀馬は1年間におけるダートグレード競走で顕著な活躍を挙げた競走馬を表彰する制度で1996年度から制定されている。
人部門として、現在は最優秀調教師賞、最優秀騎手賞、優秀新人騎手賞、優秀女性騎手賞、特別賞、ベストフェアプレイ賞を所属地区に関係なく選出している。第1回(1990年)から第14回(2003年)までは各地区から優秀調教師賞、優秀騎手賞を選出し、その中からそれぞれ1名を最優秀調教師賞、最優秀騎手賞を選出していたが、現在は地区ごとの優秀調教師、優秀騎手の選出は行っていない。最優秀騎手賞は第1回(1990年)から船橋の石崎隆之騎手が受賞し続けていたが、第14回(2003年)に大井の的場文男騎手が初めて受賞し、石崎隆之騎手の最優秀騎手賞の連続受賞は13でストップした。
[編集] 歴代年度代表馬・最優秀騎手・最優秀調教師
年度 | 年度代表馬 | 所属 | 最優秀騎手 | 所属 | 最優秀調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|
1990年 | - | - | 石崎隆之 | 船橋 | 荒川友司 | 笠松 |
1991年 | - | - | 石崎隆之 | 船橋 | 赤間清松 | 大井 |
1992年 | - | - | 石崎隆之 | 船橋 | 赤間清松 | 大井 |
1993年 | - | - | 石崎隆之 | 船橋 | 赤間清松 | 大井 |
1994年 | トチノミネフジ | 大井 | 石崎隆之 | 船橋 | 川島正行 | 船橋 |
1995年 | ライデンリーダー | 笠松 | 石崎隆之 | 船橋 | 荒川友司 | 笠松 |
1996年 | ケイエスヨシゼン | 兵庫 | 石崎隆之 | 船橋 | 荒川友司 | 笠松 |
1997年 | アブクマポーロ | 船橋 | 石崎隆之 | 船橋 | 荒川友司 | 笠松 |
1998年 | アブクマポーロ | 船橋 | 石崎隆之 | 船橋 | 出川克己 | 船橋 |
1999年 | メイセイオペラ | 岩手 | 石崎隆之 | 船橋 | 荒川友司 | 笠松 |
2000年 | ベラミロード | 栃木 | 石崎隆之 | 船橋 | 川島正行 | 船橋 |
2001年 | トーホウエンペラー | 岩手 | 石崎隆之 | 船橋 | 曾和直榮 | 兵庫 |
2002年 | トーホウエンペラー | 岩手 | 石崎隆之 | 船橋 | 川島正行 | 船橋 |
2003年 | ネームヴァリュー | 船橋 | 的場文男 | 大井 | 川島正行 | 船橋 |
2004年 | コスモバルク | 北海道 | 内田博幸 | 大井 | 川島正行 | 船橋 |
2005年 | アジュディミツオー | 船橋 | 内田博幸 | 大井 | 川島正行 | 船橋 |
2006年 | アジュディミツオー | 船橋 | 内田博幸 | 大井 | 川島正行 | 船橋 |