元帥
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元帥（げんすい、英Marshal）は、軍隊の階級､又は称号の一つ。元帥号とも。広義には将官の上に置かれ、最上級のものを総称する。広義の元帥は更に「大元帥・元帥・次帥・副元帥」などに区分されることもある。
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[編集] 語源
漢字文化圏における「元帥」の語の語源は『春秋左氏伝』僖公27年冬の晋の狐偃の言葉とされる。隋末、唐朝の始祖となる李淵が右元帥と左元帥を設けた。英仏語における「Marshal」（陸軍元帥）の語源はフランク王国の指揮官の職名に由来するという。
[編集] 名称
漢字文化圏では一般的に陸海空軍士官の階級名には共通のものが用いられ、必要に応じて陸海空の区分が冠されることが多く、元帥の場合も同様であるが、英語文化圏においては陸海空軍毎に元帥に相当する階級名が異なっている。また、広義の元帥は階級とされていても個別的な称号的色彩が強く特定の国家においても多様なものとなることが多い。
第二次世界大戦後は、各国においても軍隊の人員的規模が縮小され、また非常に大きな規模の戦争が行われていないことから、西側諸国においては元帥の実際の就任例は少ない。
[編集] 各国の元帥
各国の元帥は次の項目を参照。
- アメリカ合衆国の元帥…元帥 (アメリカ合衆国)
- イギリスの元帥…元帥 (イギリス)
- 中華人民共和国の元帥…中華人民共和国元帥
- ドイツの元帥…元帥 (ドイツ)
- 日本（大日本帝国）の元帥…元帥 (日本)
- ロシア連邦の元帥…ロシア連邦元帥
- かつてのソビエト連邦の元帥…ソ連邦元帥・ソ連邦海軍元帥
[編集] 関連項目
- 軍隊における階級呼称一覧
- 元帥杖
- 大元帥明王 - 仏教における仏法の守護神の一つ、元帥の語源とされる。
- ブルヴァール・デ・マレショー - パリ市を取り囲む環状線道路。各部分の通りの名称が元帥の名前に由来している。
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