入学式
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入学式(にゅうがくしき)とは、学校に入学することを許可し、そのお祝いをする式典のことである。日本では一般に桜咲く春の行事と考えられているが、欧米では、一般に9月、秋の行事である。なお、北欧やニュージーランドなど、制度上、入学式が行えない国もある。(スウェーデンでは、7歳になった日から小学校に通う。よって、入学日は各人ばらばらである)
日本の小学校、中学校、高等学校等においては、始業式、終業式、卒業式、修了式などと並んで、特別活動の中の学校行事で、儀式的行事に分類される学習活動である。
学習指導要領では、「その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導するものとする」と定められている。入学式(及び卒業式)における日章旗の掲揚、君が代の斉唱については、さまざまな問題が発生している。(詳細については、同様の問題が発生している卒業式における問題を参照のこと)
[編集] 式の進行
入学式では、主に次のような進行が行われる。
- 新入生入場
- 当然予行は無く、入場・着席の要領は学級担任による事前の指示等による。
- 新入生の氏名読み上げ(「入学認定」と呼ぶ学校もある)
- 学級担任による。(「入学を許可される者」で始まる)
- 校長による式辞
- 入学許可の宣言を含む。
- 新入生代表による宣誓
- 校長に向かい、代表者が「諸規則を守る」ことなどを宣誓する。
- 但し形骸化が進んでおり、代表者以外は宣誓が行われたこと自体覚えていない。
- 校歌斉唱
- 学校によっては、職員や生徒の代表・有志が「披露」する形で斉唱することもある。
- 対面式
- 式後、在校生との対面式を行う学校もある。生徒会長と新入生代表による、挨拶の交換などが行われる。(但し、地域によっては入学式の翌日などにする場合がある。)
終了後、新入生は教室に移動し、その間保護者はPTA関係の式典(入会式)に臨む。
[編集] マスコミで毎年のように報道される学校
一部の学校では、テレビや新聞などでその式の様子が伝えられることがある。