全国高等専門学校プログラミングコンテスト
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全国高等専門学校プログラミングコンテスト(ぜんこくこうとうせんもんがっこう─、プロコン)は、高等専門学校連合会の主催するプログラミングコンテストである。 高等専門学校のプログラミングの学習意欲向上のため、高専の教官が中心となって開催されている。
なお、このコンテストは文部科学省の「生涯学習フェスティバル(まなびピア)」の一環として開催されている。
課題・自由・競技(第5回以降)の三部門がある。
[編集] 歴史
- 1990年 第1回「やる気と脳にいい汗をかこう」
- 課題「CAI用のソフトウェア」
- 会場:国立京都国際会舘(京都市)
- 開催校:沼津高専
- 1991年 第2回「大胆していいよ」
- 課題「CAI用のソフトウェア」
- 会場:大分コンパルホール(大分市)
- 開催校:沼津高専
- 第2回以降文部省が後援。
- 1992年 第3回「やさしさは技術から」
- 課題「人にやさしい技術」
- 会場:仙台国際センター(仙台市)
- 開催校:群馬高専
- 最優秀者へ文部大臣賞授与が始まる。
- 1993年 第4回「やさしさは技術から」
- 課題「人にやさしい技術」
- 会場:名古屋市吹上ホール(名古屋市)
- 開催校:豊田高専
- 特別審査委員設置。
- 1994年 第5回「ええ!コンピュータって、こんなことができるの!!」
- 課題「遊び心とコンピュータ」
- 競技「ノートパソコンとGPSを用いた面積測定」
- 会場:安田生命ホール(富山市)
- 開催校:富山商船高専
- 競技部門創設。
- 1995年 第6回「ええ!コンピュータって、こんなことができるの!!」
- 課題「遊び心とコンピュータ」
- 課題「イメージクリップボードを用いた退席測定」
- 会場:函館市民会館(函館市)
- 開催校:函館高専
- 競技部門創設。
- 1996年 第7回「コンピュータにKISSできる?」
- 課題「人の気持ちがわかるコンピュータ」
- 競技「鬼さんこちら ピッとなる方へ」
- 会場:北九州国際会議場(北九州市)
- 開催校:北九州高専
- 1997年 第8回「絢爛ゴーカイ、技術の祭典」
- 課題「人の気持ちがわかるコンピュータ」
- 競技「あっちの花をピィッ!キング」
- 会場:ハイブ長岡(長岡市)
- 開催校:長岡高専
- NHKサイエンスアイで全国放映。
- 三部門の中から最優秀チームをオーストラリアへ研修派遣。
- 1998年 第9回「ルネッサンスの予感」
- 課題「伝達技術とコンピュータ」
- 競技「ひょっころりプロコン島」
- 会場:明石市勤労福祉会館(明石市)
- 開催校:明石高専
- 1999年 第10回「若きイレブンによる新世紀への序章」
- 課題「伝達技術とコンピュータ」
- 競技「ピースでpeace」
- 会場:呉市青年教育センター(呉市)
- 開催校:呉高専
- 三部門の中から最優秀チームを韓国へ研修派遣。
- 自由部門をコンテンツ部門に変更。
- 2000年 第11回「技術はミレニアムを越えて」
- 課題「自然との共生」
- 競技「みえつかくれつ箱運び」
- 会場:メッセウイング三重(津市)
- 開催校:鈴鹿高専
- 2001年 第12回「」
- 課題「自然との共生」
- 競技「孫孫積み木のお片づけ」
- 会場:(鶴岡市)
- 開催校:鶴岡高専
- 2002年 第13回「あいであ百万石」
- 課題「スポーツとコンピュータ」
- 競技「以心伝心」
- 会場: (金沢市)
- 開催校:石川高専
- 2003年 第14回「汗とアイデア二刀流」
- 課題「スポーツとコンピュータ」
- 競技「達人に隙なし」
- 会場:八王子いちょうホール(八王子市)
- 開催校:東京高専
- まなびピアは沖縄で開催されたが、沖縄高専が設立前だったため東京で開催された。
- 2004年 第15回「アイディアを潮風にのせて」
- 課題「街に活きているコンピュータ」
- 競技「記憶のかけら」
- 会場:新居浜市市民文化センター(新居浜市)
- 開催校:新居浜高専
- オープン参加としてハノイ工科大学が参加。
- 2005年 第16回「きみのハートは100G(ガイナ)Hz!」
- 会場:米子コンベンションセンター(米子市)
- 開催校:米子高専
- オープン参加としてハノイ工科大学、モンゴル工科大学が参加。
- 2006年 第17回「広がる思い水平線を越えて」
- 課題「子供心とコンピュータ」
- 会場:茨城工業高等専門学校(ひたちなか市)
- 開催校:茨城高専
- オープン参加としてハノイ工科大学、モンゴル工科大学、大連東軟情報学院が参加。
[編集] エピソード
- 第15回の会場である新居浜市はその年台風で多くの被害を受けていた。大会当日も台風が接近したが、台風は上陸せず大会は問題なく開催された。
- 第16回の競技部門では、海外からのオープン参加校が2校が国内高専に大差を付けて優勝した。高専生にとって、大きな刺激となった。(オープン参加であったので表彰の際は除外された)
- 第17回の開催前日は低気圧の影響で大荒れの天候だった。その影響で参加者の多くが利用したJR常磐線のダイヤが大きく乱れ、その日のうちに宿にたどり着けない参加者もいた。
[編集] 外部リンク
- プログラミングコンテスト
- プロコンの夜明けプロコンの創設について
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