兵庫県立明石高等学校
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兵庫県立明石高等学校(ひょうごけんりつ あかしこうとうがっこう)は、兵庫県明石市にある公立の高等学校。
かつては旧制中学の流れを引く地域の名門校として知られていたが、総合選抜制の実施とともに見る影もなく凋落した。 数年前に制服を一新し,その効果もあってやや人気を取り戻した感はある。 近年は再び進学に力を入れつつあるが,有名国公立大学への合格者数は伸び悩んでいる。 しかし,関西の有名私立大学(関関同立等)への進学者数は増加傾向にあり,今後の動向が注目される。 また,平成20年度より総合選抜が廃止され,複数志願制への移行が決定しており,今後の巻き返しに期待がかかる。
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[編集] 歴史
- 1923年 明石市立明石中学校開校
- 1928年 県へ移管、兵庫県立明石中学校と改称
- 1948年 明石高女と生徒を交流させ、兵庫県立明石高等学校となる
- 1956年 中部講堂竣工
- 1975年 総合選抜制度開始
- 1983年 美術科を設置
- 1991年 校舎改築竣工
- 2008年 複数志願制開始(予定)
[編集] 学科
- 全日制
- 普通科
- 美術科
[編集] 周囲の環境
[編集] 校訓・建学の精神
- 校訓は「自治・共同・創造」の3句であり、かつての生徒主体の自由な校風を今に伝えている。
- 建学の精神は「自彊不息」であり、これは易経の「天行健、君子以自彊不息」に由来し、むしろ校訓よりもこちらの方が在学生・卒業生には馴染み深い。同窓会の会名「自彊会」もこれに由来する。
[編集] 部活動
- 野球部:近年はそれほど目立った成績は残せていないが、旧制明石中学校時代の昭和8年に開催された全国中学校優勝野球大会準決勝での中京商と延長25回の激闘はいまだに語り継がれる伝説の試合。
[編集] 卒業生
- 楠本保(野球選手)
- 河西俊雄(元プロ野球選手)
- 柏木敏夫(元プロ野球審判)
- 三木谷浩史(楽天グループ会長)
- 永井智浩(プロ野球選手)
- 赤江珠緒(フリーアナウンサー、元朝日放送アナウンサー)
- 柴田佳主也(元プロ野球選手)
- 二木康之(佛教大学社会福祉学部教授)