内田秀男
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内田 秀男 (うちだ ひでお,1921年 - 1995年) は、日本の電子技術者。内田ラジオ技術研究所長。工学博士。福井県出身。
内田式オーラメーターの発明者。NHK技術研究所時代には、新型真空管の開発に従事。イオンクラフトの研究でも知られた。超常現象を電子工学的に考察する日本における先駆者。昭和20年代より『無線と実験』誌などに寄稿。日本サイ科学会副会長。
トランジスタに相当する増幅回路を、ショックレーが発表する半年前には完成させ、当時の社会状況下でGHQの検閲に合い未発表のままに終わったという説がある。但し、当時の日本に高純度の半導体結晶がなかったこと、ショックレーらを中心にしたベル研究所のグループが接触型トランジスタを発明した過程と当時の日本を比較するに、この説の信憑性は低いという見方もある。
他にも、テレビに白い斑点が出現することから、アメリカの原子爆弾が新型爆弾であったことをいち早く発表したことでも有名。しかし、この時も旧日本陸軍により、「士気の低下につながる」として発表に制限を受けた。
戦後は秋葉原のラジオセンターにて「内田ラジオアマチュアショールーム」という店舗を構え真空管や無線部品などを広く扱い、この店は今でも秋葉原の小さな名所として古くからの無線愛好家達が集う。
長男は現東海大学工学部長の内田裕久氏であり、次男の内田晴久氏と共に水素吸蔵合金をはじめとする水素エネルギーや磁性材料分野の発展に大きく貢献している人物。
[編集] 著書
- 『四次元世界の謎 (正・続)』 (『電波技術』誌の連載をまとめたもの) 大陸書房、1970。
- 『新四次元世界の謎』 大陸書房、1972。
- 『神秘の四次元世界』 大陸書房、1974。
- (共著) 『四次元図鑑』 (「空飛ぶ円盤の飛行原理」を寄稿) 池田書店、1974。
- (監修) 『ノストラダムス大予言原典 諸世紀』 ISBN 4884810066