初老
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初老(しょろう)とは、人の一生で、老化を意識し始めるとされる年代である。かつての日本では40歳の異称とされたが、高齢者の多くなった現代ではもう少し上の、50代くらいを指すことが多い。中年、熟年と年代的に重なるといえる。 この年齢には、体力の衰えを、目に見えて感じる。脱毛症の顕在化や、老眼の進行で、眼鏡なしの生活が困難になることなどである。また、生活習慣病や、心不全の危険性も高まる。
職場で責任ある地位までのぼり、労働能力の視点からは、人生で最も充実した時期に映ることもある。その一方で、日雇いやホームレスに転落する可能性を最もはらむ年齢層も、この年齢層である。