利根山光人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

利根山 光人（とねやま こうじん、1921年9月19日 - 1994年4月14日）は日本の美術家、画家。メキシコを題材とした情熱的な作品を数多く残し、太陽の画家と呼ばれた。茨城県結城市出身。

目次 1 人物概要 2 受賞・表彰等 3 関連項目 4 外部リンク

[編集] 人物概要

1921年に6人兄弟の末子として生まれる。当時より創作活動を行っていた。早稲田大学高等師範部国語漢文科（現在の教育学部国語国文学科）卒業後は、静岡県の農業学校、栃木県立烏山高等女学校に国語教員として勤務した。その後、一時教員生活を去り、メキシコなどへ渡航した。帰国後は聖徳学園高等保育学校、聖徳学園短期大学などで教鞭をとりながら、創作活動に励んだ。メキシコのマヤ文明をテーマにした作品（リトグラフ、油彩）を数多く残し、日本芸術大賞やメキシコにおける最高文化勲章であるアギラ・アステカ・ブラーカ賞などを受賞した。また、晩年は岩手県北上市にアトリエを構え、創作活動に励んだ。

[編集] 受賞・表彰等

• アギラ・アステカ・エンコミエンダ賞（1972年、メキシコ政府）
• 紺綬褒章（1973年）
• 第6回吉田五十八賞（1981年）
• 第17回日本芸術大賞（1985年）
• アギラ・アステカ・ブラーカ賞（1986年、メキシコ政府）

[編集] 関連項目

• 学校法人東京聖徳学園 - すべての系列学校の校舎内に利根山の作品がある。

[編集] 外部リンク

利根山光人記念美術館