労働時間
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労働時間(ろうどうじかん)とは、使用者または監督者の下で労働に服しなければならない時間。休憩時間は労働時間に含まれず、使用者または監督者のもとで労働はしていないがいつでも労働できる状態である時間(例:タクシーの客待ち時間)は労働時間に含まれる。なお、公務員については勤務時間を参照。
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[編集] 労働時間の範囲
就業前の準備や就業後の後片付けの時間も労働時間に含まれる。ただし、女子職員が通勤服から制服ではない仕事着に着替えるような場合や、ボランティアで早朝清掃を行うような場合は含まれない。
労働時間についての最高裁判例に「三菱重工業長崎造船所事件」(H12.3.9 第1小法廷)がある。
[編集] 労働時間の制限
- 労働基準法(昭和22年4月7日法律49号)
- 第32条(労働時間) 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。
- 2 使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。