勝田孝興
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勝田 孝興(かった たかおき、1886年9月30日-1976年5月23日)は、日本のアイルランド文学者、語学者。
島根県松江市出身。1911(明治44)年、東京帝国大学(現在の東京大学)英文科卒。1925年から2年間、文部省から推薦されアイルランド留学。旧制神奈川県立横須賀中学校(現・横須賀高校)、旧制千葉県立佐倉中学校(現・佐倉高校)の各教諭、旧制商船学校、旧制山形高等学校(現・山形大学)の各教授を経て同志社大学教授に転じ、同専門学校英星版部長を兼任。戦後は滋賀大学教授、大阪工業大学教授。専門はアイルランドの文芸復興関連の演劇やアングロ・アイリッシュの発音に関する研究。著書多数。1976年5月23日に脳血栓のため89歳で逝去。
[編集] 主な著書
- 「愛蘭文学史」生活社刊、昭18(1943)年
- 岩波講座世界文学「シング」(4巻作家論)昭7(1932)年
- 英語英文学講座昭8-9アングロ・アイリッシュ(第2-語学)
- 英文名著全集(第6)「宝島」スティヴンソン著(訳)昭5(1930)年
- 研究社英文訳注叢書(第8)「シェークスピア物語」ラム著(訳注)昭4-10(1929-35)年
- 研究社英米文学語学講座(第55)愛蘭英語と蘇格蘭英語昭15年
- 研究社英米文学評伝叢書(第80)「グレゴリ夫人」(1939)
- 世界戯曲全集(第9巻愛蘭篇)「ジューノウと孔雀」(三浦道夫との共訳)1927-30
- ドクタ・ヂーキル・アンド・ミスタ・ハイド講義ティヴンソン著(訳注)健文社 昭和7(1932)年
- 「英語青年」掲載54回