北海道大学周辺の飲食店
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北海道大学周辺の飲食店は、札幌市北区にある北海道大学札幌キャンパスならびに藤女子大学北十六条キャンパスの周辺に位置する飲食店である。地理的には札幌駅のある北7条を南限、札樽道のある北34条を北限、北海道大学の面する西5丁目を西限、創成川のある西1丁目を東限として認識されることが多いが、この範囲外でも散発的に、大学周辺の飲食店として認識される店もある。また学生好みの量や味、価格の店も、同様に認識されることが多い。
札幌市北区にある大学周辺の飲食店には、北海道大学・藤女子大学の大学生、大学院生、教員、事務官に長年利用されてきている店が多く、庶民的な店も多いがおしゃれな店も増えつつある。古くからある店も、次第に数を減らし、昔を知る者には寂しい一面もある。
またいくつかの店は、観光ガイドブックと連携することで、北海道大学の観光客に利用されることもある。
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[編集] 特徴
他地域の大学周辺の飲食店と同様にちょっと多めでちょっと安価なメニューをそろえている店が多い。同様に、水はセルフサービスであったり、壁がマンガで覆われているような店も多い。また同様に配膳の遅い店も散見されるが、これは、札幌におけるスープカレー文化の広がりを許容する土壌にもなっている。
[編集] 周辺地域の胃袋の規模
北海道大学の学生数は学部・大学院あわせて約1万8千人、教職員数は教員・事務・技術職員あわせて約4千人からなる。札幌キャンパスの広さは1.8平方km2、12の学部、17の大学院、3つの研究所、そのほか22の教育研究施設等からなる。[1]多くの学生や教員は学内で昼食を摂るが、刺激や気分転換を求めて、大学周辺の飲食店まで足を伸ばす人も少なくない。
藤女子大学北十六条キャンパスは学生数、教員数あわせて約1千人からなる。[2][3]
[編集] 飲食店の特徴
他の大学周辺の飲食店と同様に定食屋、喫茶店、居酒屋が中心であるが、北海道大学周辺の飲食店の特徴として、札幌の名物である札幌ラーメンの店(大将、香蘭、味の広龍、マル高)やスープカレーの店(ボイジュ、ピカンテ、心)も多い。またラーメンやスープカレーに関しては、定食屋や喫茶店において扱っている店もあり、学生だけではなく、地域からも深く愛されている名物であることが推察される。
スープカレーの店には、注文を受けてから調理を始めるため、配膳までの時間が長めの店も多い。そのような調理法のメニューが外食文化として成熟したのも、飲食店で気ままに休憩を楽しむ大学生文化と無縁では無いだろう。
大盛りや激盛り(特大盛り)で有名な店(ジャンヌ、こんちゃん、みゆきちゃん 、エマイユ、牛太郎、鮨の正本、時館、宝来)も多く、またそのような店は、店員にも学生を歓迎する雰囲気があり、体育会系の学生を中心として、大盛り好きな学生に長年利用されてきている。
北海道の飲食店にある程度共通する部分であるが、ある程度の鮮度の魚介類が安価に流通していることに関連し、大学周辺の飲食店においても、安価なさんま定食やサバ定食、ホッケ定食などを提供している店がある。また居酒屋では、安価で新鮮で十分な量の焼き魚、刺身、寿司を提供する店も多く、特に道外出身の学生や観光客を喜ばせる。
春から夏にかけて、北海道大学構内ではジンギスカン (料理)が楽しまれるが、周囲の飲食店においてもジンギスカン定食を用意している飲食店が少なくない。また大学構内の生協では、季節になるとジンギスカンセットとして七輪を貸し出ししている。
昼間は定食屋、夜間は居酒屋という店もある。定食を用意している喫茶店も多い。
洋菓子・和菓子の店も数多くあるが北海道スイーツとして認識される著名な店は、数少ない。女子学生も多い地域であるだけに、残念である。
[編集] 参考文献
- ^ FAQ よくある質問と回答(北海道大学)
- ^ 藤女子大学 - 文学部の概要(藤女子大学)
- ^ 藤女子大学(ALL北海道大学短大受験校一覧)