北部訓練場
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北部訓練場(ほくぶくんれんじょう)は、沖縄県国頭郡の国頭村と東村にまたがるアメリカ海兵隊の基地。総面積約78.33Km²という広大な区域を持ち、沖縄県における最大の軍事演習場である。本区域の上空2000フィートまでは米軍による使用が認められている。
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[編集] 基地概要
- 市町村別面積比率:国頭村 52.7%(37.88km)、東村 47.3%(33.93km)
- 管理部隊:在沖米海兵隊基地司令部
北部訓練場の占める土地には、わずかながら私有地も含まれている。このため、年間4億円を超える賃借料が地主に支払われている。
[編集] 使用部隊と任務
- 陸軍、空軍、海軍、海兵隊
- 対ゲリラ訓練基地として歩兵演習、ヘリコプター演習、脱出生還訓練、救命生存訓練、砲兵基礎教練などを行なう。
[編集] 地理
[編集] 沿革
- 1957年(昭和32年)10月25日:北部海兵隊訓練場として使用開始。
- 1972年(昭和47年)5月15日:沖縄の復帰に伴い北部訓練場として施設・区域が提供される。
- 1980年(昭和55年)12月19日:普天間飛行場所属のCH-46ヘリが訓練中に墜落。乗員3名中 死亡1名 負傷2名。
- 1990年(平成2年)8月:キャンプ瑞慶覧と八重岳通信所を結ぶ伊湯岳マイクロウェーブタワーを建設。
- 1992年(平成4年)10月26日:森林火災発生により約1.13kmが焼失。
- 1992年(平成4年)10月28日:森林火災発生により約1.66kmが焼失。
- 1999年(平成11年)4月19日:海兵隊所属のUH-1ヘリが訓練場沖合に墜落。乗員4名死亡。