古池工務店 (千葉県)
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古池工務店(こいけこうむてん)は、江戸時代末期から昭和初期にかけて千葉県千葉郡二宮町(現船橋市東部)、豊富村(現船橋市北部)、大和田町(現八千代市の一部)、津田沼町・幕張町西部(現習志野市)、船橋市本町周辺と東京府の一部で活動を行っていた建業商家である。
[編集] 概要
二宮町村役場の工事をはじめ、二宮高等尋常小学校の増築や寄付活動等の地域振興にも多数寄与しており、船橋市や習志野市の近代史にその名称が出てくる。この業者は木造などの伝統技法だけでなく、明治期としてはまだ珍しい鉄筋コンクリートなどの西洋技術への見識も持っていた為、広い分野で活躍を収めており、空挺館(旧騎兵連隊御馬見所)、明治天皇駐蹕之処の碑、旅順要塞模型(旅順港要塞模した1/6模型)、習志野原子和清水給水など多数を手がけ、一部が文化財として残されている。
[編集] 参考文献
- 船橋市郷土資料館, 『地域研究資料3 薬園台の歴史 正伯物語』, 平成15年3月31日
- 習友会, 開拓50周年記念誌「砂塵を越えて」, 平成7年
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