呉振宇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 呉振宇 | |
|---|---|
| {{{picture-type}}} | |
| {{{caption}}} | |
| 各種表記 | |
| チョソングル： | 오진우 |
| 漢字： | 吳振宇 |
| 平仮名： （日本語読み仮名）： |
{{{hiragana}}} |
| 片仮名： （現地語読み仮名）： |
オ・ジヌ |
| ラテン文字転写： | {{{latin}}} |
| 英語表記： | O Jin-u |
呉 振宇（オ・ジヌ、 1917年3月8日 - 1995年2月25日）は、朝鮮民主主義人民共和国の軍人。
金日成の前で唯一タバコを吸えるほど信頼の厚い腹心で、人民武力部長（国防相）、朝鮮労働党中央委員会政治局（最高会議）常務委員となった、同国の元ナンバー2。
貧農の家庭に生まれ、パルチザン第一世代として抗日ゲリラ闘争に初期から参加。朝鮮人民革命軍の指揮官に育つ。太平洋戦争終了後の1946年9月から中央保安幹部学校軍事副校長第3旅団参謀長、旅団長、第3軍官学校校長として朝鮮人民軍の強化に貢献。朝鮮戦争時には人民軍第43師団長、最高司令部副参謀長、第6軍団参謀長、近衛ソウル第3師団長。朝鮮戦争後は人民軍空軍司令部参謀長、総参謀部副参謀長、民族保衛省次官、金日成軍事総合大学総長を歴任。
1967年から人民軍総政治局長、総参謀長、人民武力部長、党中央軍事委委員、国防委員会第1副委員長。1980年10月の第6回党大会で党中央委政治局常務委員に選出された。
かつては金平一の後ろ盾であったが、権力闘争で金正日にたびたび煮え湯を飲ませるうちに金正日が懐柔工作に転換、大量の貢物を贈られ続けるうちに態度が軟化、1980年に行われた後継者会議で金正日を推す。その後も小競り合いが続いたが1987年4月に呉振宇自身が運転する車が事故にあい瀕死の状態になった際、金正日が莫大な医療費で蘇生させた事で忠誠を誓うようになる。
